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pop'n music うさぎと猫と少年の夢 稼働記念特集
サウンド・デザイナースペシャルインタビュー 2017.01.25



──2016.12.14(水)より好評稼働中のpop'n music うさぎと猫と少年の夢。
スチームパンクという世界観を前面に、声優を起用した喋るナビゲーターキャラ『ナビくん』や『ロングポップ君』など、新要素もたくさん盛り込まれた形になった今作は一体どのようにして生まれたのか。
サウンドを担当したPONと、デザインを担当したちっひ、とっきーにお話を伺いました。


『ナビくん』について

──新機能と楽曲についてお話を伺います。まず、ナビくんとはどのようなキャラクターなのでしょうか?

PON「ナビくんというのは、ゲーム中にプレーの手助けをしてくれる、ミミニャミに次ぐパートナーキャラみたいな立ち位置ですね。
もともとポップンは画面上の情報が多く、さらに今作は新機能が色々あるので迷うことも多いと思いますが、それらをフルボイスでわかりやすく説明してくれるキャラクターになってます。

そしてそのナビくんの声ですが、声優として活躍されている村瀬歩さんに担当していただいてます。
ナビくんはちっこくてまるっこくて非常に可愛いキャラなんですけども、村瀬さんの声でより一層可愛く感じられる…そういう声の方を選ばせて頂きました。

ナビくんはプレーヤーの選んだ曲によって成長するシステムが組み込まれていて、この辺も含めて遊べるように作ってあります。
可愛い曲だったらラブリーな方向に進化したりとか、熱血な曲だったら熱い男に進化したりとか、着せ替え人形感覚でビジュアル面でも楽しめる要素が入ってます」


──その様々なキャラも、村瀬さんに演じ分けていただいてるのでしょうか?

PON「そうなんですよ。ナビくんの性格は数種類あるんですが、それ全て村瀬さんに声色ごと変えてもらって演じてもらってます。
スタジオではホントに圧巻でした。声優さんってこんなにいろいろな声が出せるんだ!って。
実際に録音したのがボクだったんですが、演じるキャラクターに合わせて色んなディレクションをさせていただきまして…全て応えて頂きました。
目の当たりにすると本当にすごいです。村瀬さんのファンの方にも是非、ポップンを遊んで聞いて頂きたいです」



ロングポップ君を入れたきっかけ

──続いてロングポップ君についてですが、今作で入れようと思ったきっかけはあるのでしょうか?

PON「うーん…そうですね…思惑は色々ありますが…ちょっと迷いますね。どういう風に言えばいいんだろう!!」


(一同笑)


PON「まず第一に、ポップンでも叩くだけじゃない遊びの提供をしたいなとずっとスタッフ間で考えていました。
実は以前にも似たような要素が入った時期もあったんですけど、今作ではそれが進化して再登場、という形になってます。
以前搭載したときは時代が早すぎたし、今回満を持して搭載したらすでにポップン以外入ってる…っていう不思議な状況になっちゃってますけど(笑)
まあ今では押しっぱなし系のノーツは、BEMANIシリーズはもちろん他社の機種でも基本になっていますからね。

でも、もともとポップンって叩くだけでも相当楽しいゲームなんです。
むしろシンプルに叩くからこそポップンなんだ、そういう意見もユーザーの皆さんから頂いていました。
そういった中でスタッフ一同悩んで…今ならポップンでも受け入れられるんじゃないかと考え、搭載を決断しました。
ポップンの歴史は長いので、その分「叩く」以外の新しい要素を加えるのはプレッシャーでしたけど
長い歴史が在るがゆえにプレイヤーの腕前も上がっているので、このあたりで新しい刺激を付与したいと考えたんです。

新しい楽しみ方で言えば、ロングポップ君があることで演奏感が増し、より楽曲とゲームとの一体感が感じられるのもポイントですね。
楽曲の個性付けや演奏感が増すという意味合いで、ロングポップ君を入れることも多いです。
ロングポップ君は他機種よりも易しめの判定になっていますので、あまり慣れてない方も遊べる要素になっています」



GUIDE SEのオススメな使い方

──GUIDE SEについてはいかがでしょう

PON「やはりこの機能によって音が追いかけやすくなる、という点に尽きます。
シャンシャン鳴ることによって自分が叩いた感覚がわかりやすく跳ね返ってくるので、それによって演奏がしやすくなる、そういう意味合いでオプションとして追加しました。

オプションを切ればいつものポップンなので、音楽を楽しみたい!という方は今までどおり楽しむのも良し。
初めての曲は、タイミングを掴むために入れておくのも良しです。
特に初心者の方はEASY譜面を遊ぶことが多いと思うんですけど、ゲームセンターで他のゲームの音が入り混じっていると自分の叩いた音が全くわからない方もいると思うんですよ。そういう方のためにわかりやすいガイドがあったほうがいいかなと。

ポップンは「ボタン音を叩く音」自体もパカパカ鳴っているので、惑わされることもあるのですが、このガイド音はうるさい空間でも聞こえる音にしてあるので、何叩いたかわからないということは少なくなると思います。
特に初心者に付けていただきたいオプションですね」


──自分の叩いた音が合っているのか、ずれているのかわからなかったりするので、とてもありがたいです

PON「そうでしょ!ガイドとして鳴る音は2種類あって『シャン!』って鳴るときと、『チッ!』って鳴る時があります。
良い判定のときは『シャン!』って鳴りますが、失敗すると『チッ!』と鳴るので、直感的にもわかりやすいですよ。
今押すタイミングが遅かったんだな、とか、16分音符ズレたタイミングなんだな、とかいうのが判断しやすいので、初見の譜面でまずタイミングを知りたいという場合は、ガイドをつけて挑むのもアリだと思います」


──…もしかして、高難易度の曲でGUIDE SEを付けると大変なことになっちゃいますか…?

PON「高難易度譜面はね〜、自分の叩く音+タンバリンの音で、周りの方にご迷惑になるかもしれないです」


(一同笑)


PON「でも高難易度プレーヤーでも気に入って付けてくれる人もいるので、最終的にはお好みでどうぞ(笑)」



クリアランクについて

──クリアランクを追加した意図などあれば教えてください

PON「これは、毎回のプレー時に目標を明確にしてもらおうということでつけました。
前作まではクリアしてもらえるメダルの色や形でプレー結果を示していたんですが、曖昧でモチベーションになりづらい部分もあったかと思うんです。
アルファベットがあると、例えばCが判定で出ていたら、さらに上のBを目指して頑張ろう、と思うじゃないですか?とても直感的です。

判定でつくアルファベットはスコアで区切っているので、上を目指そうと思ったらCOOL判定を増やせば自ずと伸びていく、という感じですかね。
難しいことはなくこれも他のゲームでよく見る評価なので、不慣れな人はいないだろうと思ってます。
曖昧だった部分を明確にして、より深くあそんで欲しいと考えた結果です」



スチームパンクの世界観における楽曲

──なるほど、今作は新機能盛りだくさんですね!では、続いて曲についてお伺いします。今作はスチームパンクの世界観ですが、これに合わせた楽曲のオーダーで気にされた点などありますか?

PON「スチームパンクというモチーフは、今までポップンでやっていなかったっていうところと、デザイナーさんの提案でもあります。
『ポップンでスチームパンクやったら面白いんじゃないの』っていう。
一つのSFの形で世界観が統一されているから好きな人も多いはずだし、ボクらもやってみたい!ということで方向性が決まりました。
その一方で楽曲では、バリエーションが無くなるとポップンらしくないので、雰囲気はスチームパンクに偏らせつつ、今までどおりポップな要素を残した楽曲をバランスよく配置しているのがポイントです。

実際『スチームパンク』って、特定の音楽ジャンルが思いつくものじゃないというか…幅が広いんですよね。
なのでオーダー時に、デザインモチーフは「スチームパンク」と伝えつつ『スチームパンクっぽいんですけど、こういうので!』っていう、指針を出していた覚えはありますね。
『スチームパンク』という指定だけだと、わりと暗めのイメージを持たれがちで偏るかなと思ったので、そこはディレクションでシチュエーションを指定したりイベントの曲だったら解禁するオーパーツをキーワードに作ってもらったりと、上手くやっています」


──システムSEなども、世界観を意識されたのですか?

PON「そうですね、今回のバージョンアップに合わせて演出が変わっているところがあるので、テーマに合わせて蒸気の音っぽく聞こえる音を入れたり、あとはさびた鉄の扉っぽい音を演出に加えたりしています」



新進気鋭のボーカリスト MarL

──では、皆さんお待ちかねの新アーティストについて質問させていただきます。
まずMarLさんなのですが『哀彩』という楽曲はMarLさんご自身が書かれているのですか?


PON「いえ、彼女はあくまでボーカリスト兼作詞の部分に専念してもらってます。楽曲自体は…実はボクが作ってるんです。
MarLは新進気鋭のボーカリストなんですけど、いい人材を見つけたなーと我ながら思っています(笑)

伸びやかな中低域が非常に魅力的なボーカリストで、勢い重視でハイトーンを張るタイプのボクとは違った雰囲気があります。
ボクの出せない雰囲気を彼女が歌ってくれるというところが面白いかなと思います。
実はMarLの歌った『哀彩』ですが、一回別のデモを作ったんですよ。それでMarLに渡したら『すみません、高くて歌えないです!』って言われちゃって」


(一同笑)


PON「そっかそっか〜と思って(笑)わかりました、じゃあ、別パターン作る!って感じで。
実はね、1個目のデモはすごい時間かけて悩んだんですよ。これ歌えるかな…どうかな…?って思いながら作って、渡したら歌えないって言うからショックでした(笑)

じゃもう一回作りますって作り始めたんですけど、何故かそこからはめちゃくちゃ早くて2つ目の『哀彩』のデモは即できたんです。
たぶん自分の中で選択肢が減ったから早かったんだろうなと思います。キーやBPMに関する迷いが1つ目のデモ提出で払拭できたので、選択肢が減って楽になったんでしょうね。

もうすぐできちゃって、意気揚々と次の日渡したら『あ、これならいけます』って言われて。
そこからはトントン拍子でMarL歌詞書いてみるかい?って聞いたら『できます』って言ってくれていつの間にか出来上がってました」


──そうだったのですね!

PON「彼女は、大分ポエミーな人間なんで詞を作るの得意みたいです。
歌詞を頼んだときに、事前に『こんな歌詞にしたいです』っていうメールもらったんだよね。
それが歌詞のバックボーンを書いた長文の物語だったんです。なぜこんなものが?って一瞬困って固まってしまいました(笑)」


(一同笑)


PON「うわーー長いなーーーーて思いながら、『おっけー!』って一言で返答しちゃいました(笑)
でも内心、歌詞よりも長い物語を一瞬で作り上げる想像力があるんだと感心しました。そして次の日には歌詞が出来上がってました。
きっと何か楽曲に感じるものがあったんでしょうね。
『哀彩』でMarLがいい世界観を作れることがわかったので、今後はもしかしたらPONとユニットとして活動とかあるかもしれないですね。
いつかライブなんかでお披露目できたらいいなって思ってます。今後に期待してください」


──わたしも楽しみにしています!



有名なバンドのメンバー!? T-HEY and TANEKO
PON「あと新アーティストとしては、T-HEY and TANEKOという2人がいます。
『ドッペルゲンガー』という曲を収録しましたが、こちらは原宿系というかちょっとサブカルチックな曲をお願いしています。
サブカルど真ん中な楽曲をつくってくれた新進気鋭のアーティストですね。キャラのちぇるみんも原宿っぽい色合いを意識しています。

T-HEYは、ファンクポップバンド『カラスは真っ白』のドラマーです。タイヘイという方が、T-HEYの正体です。
この方、実はエンターテイメント大好きで、もうエンターテイメントの鬼と言っても過言じゃないです!
そんな中でBEMANIシリーズをやりこんだ時期もあったとのことで、ゲームらしい曲の構成なんかも頭に叩き込まれているので、曲作りの際も完全におまかせして自由にやってもらいました。結果的に非常にポップンらしい楽曲が出来上がったので驚きつつちょっと感動しました。

TANEKOさんは惑星アブノーマルっていうデュオのメンバーなのですが、もともと知り合いだったT-HEYさんが『この人がいいんじゃないですか』ってプレゼンしてくれて、ボクもTANEKOさんの歌声をめっちゃ気に入って即OKという流れで進んでいきました。実際一緒に録音したんですけど、上手すぎて2,3テイクでOKでしたね。
上手な上にちゃんと個性があって、少しクセがあるその感じがまたサブカルっぽいというか。
まさにボクがオーダーした通りの曲を作ってくれました。

あ、あと、T-HEYさんは食べ物の好みやら、プレーしてるゲームやら何かと好みが似ていて、勝手に親近感感じています(笑)」


──T-HEYさんは以前からお知り合いだったのですか?

PON「いや、人づてで最近知り合って…
…って、いや、これはボクが発掘したんだ!って言った方がいいかな…。(ちょっと考える)




…『もうコイツしかいねぇ!』って思って、ボクがアタックしました!」


(一同笑)


PON「T-HEYさんとTANEKOさんもどこかでライブできたらいいですね。
今回のBE生は動画じゃないので、また別のタイミングで皆さんの前に出てもらう機会があればいいなと思います。


あとは、群青キネマっていうアーティストも初登場ですが、これは和風なロックをメインにゲームのアレンジCDなどを出しているサークルでして、新しい風を吹き込んで欲しいという思いで収録させていただいています。
こちらもゲームのことを考えて、音楽性、アレンジの方向性など大分ポップンに寄せていただきました。

群青キネマファンのみなさんにも、是非書き下ろし楽曲をプレーしに来て頂きたいですね」


──最後に、ユーザーさんに一言お願いします

PON「今作は新要素が多めですが、まずは一度触りに来て欲しいですし、ロングポップ君なんかは今後も活用した譜面が増えてくると思います。
その演奏感、そしてホールドする楽しさにチャレンジして欲しいです!
そういう中でGUIDE SEやクリアランクなど、上達を手助けする機能が増えてますので、今後ともポップンを楽しんでいただきたいなと思う今日この頃でございます!こんな感じでいかがでしょうか!!!」


(一同笑)


PON「ナビくんの成長もまだ全貌が明らかになっているわけではないのでッ…!?!?。今後のナビくんにもご期待下さい!」


──ナビくんの新しい姿が見れる可能性があると…!?楽しみにしています!本日はありがとうございました!









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