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MUSIC
煉獄のエルフェリア
HARD SYMPHONIC/猫叉Master+
Sound / 猫叉Master+
エルフェリアの最果の地に辿り着いたある騎士は、
その真実に驚愕し悪の誘いに呑まれ、かろうじて均衡を
保っていた大国を煉獄の炎に導きます。

まあ、アレですよ。そういう個人的な妄想から生まれた曲ですよ。
それまで大切に守ってきたものが、実は悪の化身だったなんて
真実に触れてしまったら、と想像するだけで
ゾクゾクしちゃいます。(良い意味で)

それでも真実の愛を貫くか、自己犠牲に届かぬ精神の均衡が崩れ
この地を破滅へと導くか、全てはアナタ次第です♪
Anime / GOLI
今まで作ったボス曲のレイヤーアニメの中でも
一番制作がアレでした。

キャトられ♥恋はモ~モクはイベント時に分岐で3曲分のレイヤーアニメを
用意したのですが、それを今回は一曲に入れ込んでみよう…としてみたら
これがまた、いろいろとアレでした。

イントロのクプロが出てくるシーンのパーツデザインや動きなども、
一からそれぞれ個別に手打ちで作っているので(実はコレが一番アレで…)
とてもアレでした。



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MOVIEを作るにあたっての構想(・ω<)
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平和な国。
学び舎で共に学んだ少年少女。



仲睦まじい二人。
少女と少年。



「レド。私ね。お母様のように国を守るわ」

「うん。フェリーラ、それなら僕も王になったら君と君の国を守るよ」

「あら頼もしい。きっとよ?…うふふ」

「うん。乱暴者のトハスにだって負けやしないんだ。あはは…」



一人は、隣国から留学していた王女フェリーラ。

卒業後には、自国の為に力を使い死を選んだ母のように、
国を照らす光となろうと、民を慈しみ、平和の心を常とした。



一人は、学び舎で頼りなかった第五王位継承者の王子レド。

卒業後には、血で血を洗う王位争奪の中、父と母を失い、
禁じられた古代魔導の力にすがる他、身と心の安全を保てなかった。


レドが冠をその頭に頂いてより暫く、
民族と民族が対立し、国は二つに割れる。

禁じられた古代魔導。
圧倒的な武力。

別れた国。共に学んだ学友、トハスの国を
凶悪な力で焼き尽くしても、レドの心に安息は訪れない。

もっと…力が無ければ。
力が無ければ…守れない。
攻め込もうと考える気すら起こらなくなるほどの力。
もっとだ…。もっと…。

若き王は周囲の隣国が受け継ぐ古代魔導を
無条件で譲渡するべく呼びかけた。

反発。反乱。
戦いの渦は、いくつもの波紋となり広がっていく。


若き王は思い出す。
うろ覚えに頭に残る少女の言葉を。



「良いわレド。あなたが私の国を守ってくれるなら、
私の受け継ぐ魔法の力をあなたにあげる。そして私の国と
あなたの国を守るの。いいこと?きっとよレド。うふふ…」







その日。王女フェリーラは選択を迫られていた。

強大な魔導の力で膨れ上がる隣国の若き暴君、レド。

彼の力により他の小国は壊滅し、敗戦国の国民は奴隷同然の扱い。
伝統ある魔導の力は奪われ、荒廃の一途を辿っている…。

王女に突き付けられた条件はただ一つ。

代々の王女に受け継がれてきた強大な古代魔導の力を渡すか。

さもなくば、国を焦土に帰すか。

王女は悩んだ。

この力を渡したら…必ずや戦いの道具へと悪用される。
この国はもちろん、多くの他国をも巻き込んで…。

しかし、渡さなければこの国もまた未来が無い。



その日。若き王レドは決断をした。
平和と中立を謳い、争いごとを避ける王女フェリーラ。

約束の刻現にはまだ早いが、つきつけた条件にこれだけ返答が
遅いとなれば否決も同じ。こちらも多少の犠牲は出るだろうが、
渡さぬというのなら、それは新たな脅威となる力。

この手にて、王女の身よりその力を引き抜くまで。



「お父様!城内に攻め込まれたようです。
もう持ちません!お早く…!」

「ならん。フェリーラ…。お前だけでも逃れておくれ。
そなたの母の分まで永く生きておくれ…」


扉は破られる。


「返事は決まったか王女よ。
潔く、その身体を我に差し出すも良し。
そうでなくとも、我が手によりその力、引き抜かれるも良し」



王女は懐かしい面影を残す別人へ言葉を漏らす。



「レド…。なぜ、こんなにまであなたは…」



されど暴君の口から出るのは答えでは無い。



「衛兵!捕えよ!!」




「ならぬ!逃げよフェリーラッ!!」



「見苦しいわ。やれ、魔導兵よ」



王女の身体を禁忌の古代魔導の力が包む。

身体の内側から、歴代の王女に受け継がれてきた力は
失われていく。


「なぜ…。なぜなのレド…。
一緒に。共に国を守ろうって……」


フェリーラの眼から涙がこぼれると光は失われ、
見るからに異形の魔物がこの世界に存在を現していく。


若き暴君は感情の無い瞳で見つめた後、
異形の魔物となり果てた王女であったモノを背にすると
足早に広間を後にする。




「守るさ。我が国を。
その為のお前の力だ」




若き王レド。
その歩む道には、一切の感情は必要無かった。



血で濡れた気色の悪い自国を守る。
全ての敵を退けて。


そうでなければならない。
そうでなければ、我に生きる意味など無い。



兄たちの為に父に斬られ、母に毒を盛られても生き抜いた
この我に。生きる意味など無い。



「レド。私ね。あなたとなら一緒に歩いて行けると思うの。
きっとまた…大人になって会ったらね。うふふ…」





そうだフェリーラ。


お前も我も、歩むのだ。









この。


煉獄のエルフェリアを。



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勇者クプロ
「……。
………。
……………。
いや…だからさ。
マジで…、自分関係ないよね?」


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