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猫叉Master

『日々の脳内作曲 ~繰り返される再構築とアルパカが支配する世界~』
  • 2026/06/26
  • 私は音楽をつくる、もしくはつくろうと決めた時点から、いきなり譜面やDAWに向き合うのではなく、
    脳のリソースの20~30%くらいを常時脳内作曲に費やしながら日常生活を送ります。
    特に徒歩での移動や入浴中、部屋を掃除したりする時間は、考えることに脳を使わないせいか脳内作曲が捗り、
    逆に何かを判断したりロジックを組み立てたりするようなことに脳を使う時には、作曲が捗りません。
    脳内作曲中はそれなりに没入するので、車の運転中や電車移動の時はあまり入り込みすぎないように注意しています。
    (実際二駅くらい余裕で乗り過ごすので)

    ”作曲”と聞くと、ゼロから何かを産み出していくようなイメージを持たれることがありますが、
    つまるところその人の経験、体験に基づく様々な要素の練り直しではないかと思います。
    音楽はもちろん、様々なエンタメから食事、旅行、人との出会い、恋愛など、多岐にわたる体験や、
    もっと深層部分の原体験のような強烈なイメージが身体に刷り込まれるような経験で情報が集積され、
    感覚的解釈に基づく感情との紐づけと、論理的解釈によって明確にされた理論の組み合わせを、
    一生懸命脳内でこねくりまわして、新しい表現手法で再構築された作品が”新曲”として世に送り出されているのです。


    私がつくった楽曲に「moffing」という、私がそれまでリリースしてきた楽曲の中では少々毛色の違う楽曲があります。

    当時アルパカという動物にどっぷりはまっていた時期で、はまり込んだ体験そのものと付帯的要素に基づく様々な妄想がスピーディーに膨らんで、
    作詞作曲は1日ちょっとでおわり、翌日からDAWでデモ制作を開始した楽曲です。
    なぜ私はアルパカにはまったのか。いやそれどころではなく、猫や犬(特に柴犬)と道ですれ違うだけでなぜこんなにも気分が高揚してしまうのか。
    ドーパミンやオキシトシンの物理的分泌などでは説明しきれない、別の理由や存在を疑いたくなるような、そんな気持ちにさせてくれるアルパカ。

    ちゃんとお仕事はしつつ、僕の脳内にはまだ見ぬ再構築される予定の音楽と、
    アルパカが左右にブンブン首を振りながらこっちに向かって突進してくる映像でいっぱいの中、
    今日も元気に終点まで乗り過ごすのでございます。


    【猫叉Master】
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