e-amusement TOP
Quarks(kradness×Camellia) ミニアルバム「Dualive」発売記念特集
現代のさらに先へ―"ネオコンテンポラリー"な音楽を 2016.04.27
EDM真ん中っていう曲を作ることがなかったので、ある意味で挑戦的なトラックになったかな
──2曲「You and me」ですが、4つ打ちっておっしゃっていたのはこの曲ですよね。ダンスでのれるような感じの。

二人「はい、そうです」

か「kradnessさんからさっき言われたような、アンセムとかみんなで躍れるようなEDMをコンセプトにして欲しいと言う要望を受けていたので。自分なりに最新のEDMを研究したりとかしつつ、『自分なりのアンセムってこれだよ』という曲を作ったんですね。実際のところそういうド直球EDMを作ることってあんまりなかったんですね。ちょっと曲がった…、曲がったっていう言い方もあれですけど(笑)ちょっとひねくれているので、変な曲を作ってみたりすることが多いんですけど。ホントにそういうEDM真ん中っていう曲を作ることがなかったので、ある意味で挑戦的な、自分から見た挑戦的なトラックになったかなと。もちろんみんなで歌うところとか、みんなでジャンプできるようなところも仕入れているので、これはライブでやりたいなっていうのはすごく強いです」

k「ですね~!!」

──EDPでもぜひ見たいです!

か「そうですね!ぜひ、見たいなと思います」

k「この楽曲のコンセプトは僕から手をあげて、さっき言った通りみんなで踊れるようなっていうのと、4つ打ちっていうのを提示してかめりあさんに作ってもらった楽曲なんですけども。そうですね、これは本当になんか大きい野外フェスとか、名前を出すとウルトラジャパンっていう音楽フェスがあるんですけど、そういう大きいステージでこう、二人でやっているのを想像しながらずっと聞いてました。で、もう本当にライブにぴったりだしライブ以外でもイヤホンで聴いてもガンガンのれる曲だし。またこう、かめりあさんも新しい挑戦っておっしゃってたとおり、かめりあさんのEDMを初めて感じた瞬間でもあったので、これからもちょっと、EDMにも挑戦していって欲しいな~って思ったり」

か「(笑)なるほどなるほど」

k「僕はすごく好きなジャンルだったので」

か「あ、本当ですか?」

k「はい。かめりあさんにEDMを作ってもらえて、もう…」

か「(笑)」

k「感謝感激です」



別の曲に聞こえてしまうかのような錯覚に陥るような聴き心地の良いリミックス

──では、3曲目『Infinity Rise』はいかがでしょうか。

か「これはkradnessさんのアルバム(『kradness 3rd Album KRAD PARADOX』)にRyu☆さんが書き下ろされた曲のリミックスで、元の曲が直球なEDMになっているんですけども。自分のリミックスは…何て言ったらいいんですかね。なんだろう、丸い感じというか、空とか宇宙とか」

k「ですね。ちょっとキュートな要素があったりポップな要素があったりしつつも、原曲の良さを損なわずに、といったリミックスなんじゃないでしょうかね」

か「はい!…になって、ますのでそこが、自分はいいと思います!」

(一同笑)

か「リミックスも、作曲と比べてまた好きなので、こういう機会でこういうリミックスが出せてすごく良かったなって」

k「リミックスっていうと人によってはジャンルが変わるようなリミックスをされる方もいますし、こう、ちょっと変化球入れてくる方もいるし。リミックスってどういうアプローチをかめりあさんはして来るんだろう?って思ってたら、『Infinity Rise』の原曲の良さを損なわずに、壮大な宇宙っぽいイメージもそのままにあったりとか、そういう壮大なイメージを残したまま、ちょっと違ったような雰囲気の、本当に僕自体が別の曲に聞こえてしまうかのような錯覚に陥るようなリミックスになっていて、すごく聴き心地の良いリミックスだなと個人的には思っています」

か「ありがとうございます」




──4曲目『Brightness』についてはいかがでしょう。

か「こちらもkradnessさんのアルバムの書き下ろし曲で」

k「そうですね、こちらkors kさんが書き下ろされた曲、それを今回かめりあさんにリミックスしていただいた楽曲になってます」

か「はい。こっちも原曲はベース系の、エレクトロに近い楽曲になっているんですけど。トラック3、4がエレクトロ4つ打ち系なので、ここはちょっと変化球を入れたいなと思ってまして。ちょっとスピードを上げてメタルステップになってます。結構これもかなり挑戦的なトラックになっていて、ダウンステップの要素であるベースドロップっていう要素があるんですけど、ベースがすごくでかくなって、みんなで『わー!』っと盛り上がれるっていうのをベースドロップって呼ぶんですけど、これを最新のダブステっぽい音にしてみたりとか、もちろん歌が入っているところとかはそれはそれでこう、原曲を…言ってしまえば、ぶっ壊すみたいな、新たに作り直すみたいな感じのリミックスになりました」


──さっきのリミックス方法とはまただいぶアプローチが違うと?

か「そうですね。原曲を、なんかこう…良い意味で破壊するっていう感じのリミックスになってます。すごく今風のダブステップって感じで」

k「ですね!僕もすごく感じました。僕も特にこの中で一番かめりあさんの、尖った部分を見れたリミックスだなーと思っていて。トレンド感あるっていうんですかね。ベースがすごくブリブリしてて、でこう、きゅっ、きゅっ、みたいな…あるじゃないですか」

か「わかりますわかります!…あの、入ってるんでぜひ、買ってください!」

──(一同笑)

か「あるんですよ、そういう。きゅっきゅっきゅっていうハイキーな」

k「そうなんです。『Brightness』の原曲のジャンルがすごく…特殊っていったら特殊だったので、この曲が一番リミックス難しいんじゃないかなって個人的に思っていたところ…」

か「(笑)」

k「本当に良い意味でぶっ壊して、トレンド感満載で、かめりあさんのめちゃめちゃ尖っている部分が見えて。個人的にすごく、ぶち上がれた一曲になってます」

か「ありがとうございます」


──この2曲のリミックスは、「この2曲にしよう」って、お二人で決められたんでしょうか?kors kさんとRyu☆さんの曲をリミックスしよう!って決めてて、という感じですか?

k「打ち合わせの段階で、制作のスタッフさんが、これがいいんじゃないかって案を出してくれて。僕もこの2曲だったらかめりあさんのリミックスで聴いてみたいなって」



思いっきり大観客の前でパフォーマンスしてお客さん全員をぶち上がらせたいなっていう野望はありますね

──今後の野望、夢などがあれば教えてください。

か「一番でかいところでいうと、ULTRA(※1)に出たいです」

k「あっ!僕もまさにそう言おうと思ってました(笑)」

か「(笑)でも、ちょっとでかすぎるかなとも思うので、もうちょっと見えているところで言うと、やっぱEDP出たいよね。ライブをしたい、っていうのが近いかなと思います」

k「ですね~!僕も、もうULTRAの頭しかなかったので」

か「(笑)」

k「ULTRAのメインステージに二人で立って、思いっきり大観客の前でパフォーマンスしてお客さん全員をぶち上がらせたいなっていう野望はありますね。段階としてageHa(※2)とか大きいステージでライブもできたらなっていうのがありますね」

か「ageHaいいですね」

k「いいですよね」

──アルバムだけでなく、お二人の音楽に対する想いをたくさんお聞きできたインタビューとなりました。ありがとうございました。



※1 ULTRA MUSIC FESTIVAL。毎年3月にアメリカ・マイアミで開催される世界最大級のEDMフェス。
※2 東京・新木場のエンターテイメント・スペース"ageHa"にて行われるクラブイベント。

Dualive
2016年4月24日発売

01 Intro
02 Dualive / Quarks(kradness×Camellia)
03 You and me / Quarks(kradness×Camellia)
04 Infinity Rise (Camellia's "Inf+1" Remix) / Ryu* feat. kradness remixed by Camellia
05 Brightness (Camellia's "Vividness" Remix) / kors k feat. kradness remixed by Camellia

Quarks(kradness×Camellia)
歌手・ファッションプロデューサー・モデルとマルチに活躍する”kradness”と、数々の著名なアーティストへ楽曲提供を行っているコンポーザー”Camellia”によって結成されたユニット"Quarks"。
Quarksは自身達の音楽を”ネオコンテンポラリー”と銘打っており、現代(コンテンポラリー)の先を行く未来の音楽を提示し続けてくれる事だろう。


アプリコメント

BACK NUMBER

カテゴリー別

インタビュー


BEMANIっ記