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DJ TOTTO × Qrispy Joybox × 猫叉Master × Des-ROW スペシャルインタビュー!!
REFLEC BEAT 悠久のリフレシア稼働記念特集 2016.12.29


──2016.12.1(木)より好評稼働中のREFLEC BEAT 悠久のリフレシア。
前作とはあらゆる面において変貌を遂げた新シリーズとなりましたが、制作チームはどのような想いを持って制作に臨んだのか。
また、今後はどのように展開していくつもりなのか。稼働記念特集と銘打って、DJ TOTTO、Qrispy Joybox、猫叉Master、Des-ROWの4名にお話を伺いました。


Des-ROW(以下、Des)「今回、今までのリフレクからは見当もつかないようなコンセプチュアルなテーマで世界観を作り上げたいって感じで制作が始まって、絵を変えて音楽も変えようと言うことで、もう…その…そういう感じでちゃんとやっていただいて大感謝ですとの事で」

DJ TOTTO(以下、TOTTO)「ざっくりっすね(笑)雑すぎる」

Qrispy Joybox(以下、Qrispy)「ちゃんとやったってことだよ!」

Des「ざっくりすぎた?」

Qrispy「伝わりました」

猫叉Master(以下、猫叉)「リフレシアという名前を聞いたとき、あまり絵のイメージを持っていなかったのですが、思った以上に振りきってて、明るいRPGみたいな方面に舵をとっててここまでやるのかという驚きがありましたね」

Qrispy「ポップを初めて見た瞬間に本気を感じた(笑)」

猫叉「『REFLEC BEAT』ってどこに書いてあるんだ!っていう」

Qrispy「これ、中途半端じゃなくて突き抜ける系ですね!っていう」

猫叉「ここまで攻める理由や目的がDes-ROWさんの中にはっきりあって、そこに向かって取った手段がという所がこれか!と思いました」

Des「…あの…僕が全部決めたんじゃないんですけどね」

(一同笑)

TOTTO「でもDes-ROWさんのビジョンに応える形でチーム全体で作り上げた結果が今回のリフレシアなのかなって感じですね」



──収録楽曲について

Des「リフレシアのオリジナル曲はファンタジーってテーマで絵や世界観とリンクする音楽という感じで今までのBEMANIと若干違うノリの曲が多かったと思うけど、そのへんの話が聞きたい。苦労したところとか、楽しかった点とか、次はこうしたいとか、今回の音楽の聞き所とか。ちなみにどんな感じに曲を発注したのかな?TOTTOさんどうでしょう?」

TOTTO「なるほど。今回1つのコンセプトとしては、せっかく世界観を新たにしたと言うことで、楽曲のラインナップもちょっといままでのBEMANIと違う路線の風を吹き込ませたいという想いからディレクションしました。方向性は2軸あって、まずは、従来のBEMANIとは少し毛色の違う新しいコンポーザーさんに参入頂くのと、既存のBEMANIアーティストでも新しいことを出来ないかということで、1つのアイディアとして、いわゆる歌姫というか、ファンタジー方向で活躍されているボーカリストさんとのコラボでBEMANIアーティストと一緒にやっていったら新しい感じで面白いことができるんじゃないかと。実は最初の時点で何名かボーカルの候補を出して、その組み合わせをいじったりしてっていうので、お二人にお頼みしたと」

猫叉「組み合わせをいじり倒した結果、チーム猫叉は何一つ変わってなかった」

(一同爆笑)

猫叉「その分、曲の中身の所で今までやっていなかった事を掘り返してみようかな、という想いがあって『黒紅掬い』作ったんですよね」

Des「俺、今頭の中流れてますよ。ひゃひゃん♪ひゃひゃん~♪(鼻歌)」

猫叉「あー…詞は出てこないんですね」

(一同爆笑)

Des「いい曲だった~♪(満足そうな笑み)」



Des「この間、霜月さんにBE生に来ていただいた時に、1曲に対する入魂ぶりというのを聞いて、作るからにはベーシックな部分、見えない部分を作ってからそれに対して歌詞乗せて、曲と合っているか猫叉さんと相談しながら綿密に組み立てていったというのを聞いて…ブルッときました!俺そんなにちゃんと作った事ねぇ~!って思って」

猫叉「ブルっときましたか(笑)」


猫叉「でもやっぱりね、歌詞に説得力があるんですよね。ちゃんと舞台設定とかストーリーとか前後関係をしっかりやっていくと、それを元に作る歌詞はやはり一味違う」

Des「大正解。大成功」

TOTTO「僕は霜月さんともよく一緒に活動されている日山さんへ作詞をお願いさせて頂いたんですが、最初に渡した資料は「悠久のリフレシア」ってタイトルくらいなんですよ。曲のデモを渡して、こういうゲームのテーマっぽい曲にしたいですということをお話したら、リフレシアの舞台の物語、厳密に言うとリフレシアのちょっと大昔のお話って感じなんですけど、そこを見事に作り上げて頂けまして、上がってきた歌詞を見て思わずブルッときました!」

Des「それが、俺は聴きたい」

TOTTO「いや、ですからそれが曲の中でしっかり歌われてますって!(笑)ボーカルのAnnabelさんも歌詞の世界観と相性バッチリの歌声でよりイメージを引き立てて頂けたと思います」

猫叉「やっぱりみんな、ファンタジー路線に強いよね」

一同「強いよね」


Des「茶太さんはどうでしたか?」

Qrispy「パステルくんの世界を伝える所から始まったんですよ。僕の曲はパステルくんが主人公のRPGを想定しているんです。それをまずはじめに茶太さんに伝えなきゃならない。それがなかなかうまく伝えられなくて…。RPGっていろんなRPGがあるじゃないですか。パステルくんは2頭身の可愛らしいキャラなんだけど、5頭身くらいのキャラクターがでてくるRPGとかもある訳で、どういうRPGかっていうのを伝えるのが苦しくて試行錯誤して他の歌詞を見せたり、絵を見せたりして擦り合わせていったりして…」

猫叉「ちなみにどっちですか?5頭身?2頭身?」

Qrispy「2頭身だからかわいい。小さなパステルくんが「ぼくがんばってぼうけんにいくぞ~!」という感じを出したかった」

猫叉「5頭身だったら気持ち悪いよね」

Qrispy「その世界観、可愛いパステルくんが頑張って冒険に出ている感を出したかったから、ウィスパーボイスな感じでいつもとはちょっと違う可愛らしさを出したかった」

Des「すごくキラキラしていてよかったですよ」

Qrispy「ありがとうございます」


Qrispy「大体曲を作るときは、ざっくりとこんな感じでとは作るんですけど、曲を作りながら考えます。でも今回は僕らしからぬ、パステルくんが勇気のペンダントをボスに取られちゃって、それを取り返しに行くんだというストーリーまで先に考えてしまった!」

TOTTO「勇気のペンダント取られちゃうって話だったんだ!?初めて知りました(笑)」

Qrispy「そう!ボスに取られちゃって倒して取り返しにいくってストーリー。今回は設定をガッ!ときっちり考えた」

TOTTO「いつも大概丸投げで、楽曲名も作詞家さんお願いしますって感じですけど今回は違うんですね」

Qrispy「今回は僕が考えた」

TOTTO「超珍しい!(笑)」


Des「ちなみにもしリフレシアでもう1曲第2弾のオリジナル曲をお願いしたら、やりたいコトあります?」

猫叉「今回あえて、みんなが王道作ってくるかな?と思ったので、避けたんです。時代設定とかこなさそうな所を選んで1曲つくったんで、次回はもう真っ向勝負で王道を。泣けるファンタジーを」

TOTTO「それもはや敵なし、無敵ですね。誰も適わないですよ」

Des「Qrispy Joyboxさんどうですか?」

Qrispy「ぼくは、なんだぁ…?」

猫叉「やばいこれ、何もないパターン(笑)」

TOTTO「言ってたじゃないですか!殺伐としたダークファンタジー作りたいって(笑)」

Qrispy「そうそう思い出した!おどろおどろしいやつを…。実は『勇気のペンダント』を作ってる最中、そういう方向に行きたくてたまらなかった」

(一同笑)

Qrispy「最近ギターが熱いからフィーチャーしたそういう曲を」

Des「この前買ったギター、曲に使ったんすか?」

Qrispy「ないっす(笑)」

Des「高い値段してたけど」

TOTTO「ほんとですよね。1回も使った所見たとこないんですけど」

Qrispy「2000年レスポールスタンダード」

TOTTO「活用してくださいよ!弾いてるんすか?普段」

Qrispy「弾いてる弾いてる」

Des「弦が新品だったもんね(笑)」

猫叉「毎日弦替えてるんだよね。好きすぎて。じゃあ次はこれを使ったどろどろな曲。次もタイトルちゃんと考えて下さいね」

Des「『×××(記事に書けません!)』って曲名にしましょう…あ、今の流して下さい。なんでもないっす」

(一同笑)

猫叉「作るものが決まりましたね。ちなみにTOTTOくんどうでしょう?」

TOTTO「僕はですね、『彼方のリフレシア』はいい曲だな~って方向のいわゆる泣かせ系のゲームの世界観に合わせた曲に持っていったので次は全然関係ないやりたい放題ファンタジーをやってもいいなというのもありつつ、全体的にファンタジーに特化した曲が既に結構揃っているので、あえてかけ離れた物をやっていくのもありかなと…。やりたいものはいくつかあって、どれやろうかな?と模索中ですね」

Des「あれ系は?山系」

TOTTO「山系は…そのうち出るんじゃないすかね?(笑)Des-ROWさん、そういえばまだ曲入ってないんじゃないですか?」

Des「え?」

(一同笑)

Des「そう思うじゃないですか。ちょっと秘密で…これから仕込みます」

TOTTO「これから、入るかも?ということですかね」

Des「僕のことはいいじゃないですか」

猫叉「あまりファンタジー路線のDes-ROWさんの曲って聞いたことないですけど実はDes-ROWさん、すごいキャッチーなメロ書くんです」

TOTTO「結構ファンタジーですよね、内面」

猫叉「内面!?これはもうやるしかないじゃないですか!?」

Des「いや…ファンタジー…頭の中お花畑とは言われるけど…」

(一同笑)

Qrispy「デスボイスやってくれないですかね」

Des「いやいや、ファンタジーだから」

猫叉「Qrispyくんの曲でデスボイス」

一同「ここのコラボ面白いですね!」

Des「最後の、うめき声ならやるよ。うおおぉぉエエエエぉぉ!」

TOTTO「あ、敵を倒したんだみたいな(笑)」

猫叉「どんどんリフレシアから離れていく…遠い国のお話のようだ(笑)」




──これからのリフレシアについて

Des「そろそろまとめにかかろうか」

TOTTO「お二人は実際にゲームを触ったりしました?」

猫叉、Qrispy「しました!」

TOTTO「感想とかありますか?ゲームそのものの」

猫叉「単純に前作と比べたら、直感でこちらの方が面白いと思いました。ビックバンオブジェクトが特に気持ちよくて、前作で言うとレベル8位をプレイしていて、今回難易度を改定していただいて判定も易しくなっているので非常に爽快感があって、自分が今思っているよりも少し上をクリアできるっていう気持ちよさっていうのをすごく実感して、もう一回やりたいなって思いました」

Des「ありがとうございます!…もう、100点です!!」

(一同笑)


猫叉「や、でも本当にそう思ったんですよ!」

Des「100点の回答いただきました(笑)では、Qrispyさん、オチ担当で」

Qrispy「僕ですか!?」

猫叉、TOTTO「やってます!?」

Qrispy「やってます!やってるというか、隣(の席)でTOTTOがすごい、シュババババババババって、すごい音でやってるから…」

TOTTO「(笑)あと、ゲーム全体のSEも作って頂いたので、画面は何回も見てるはずですしね」

Qrispy「あの、今回の打鍵音いいね!」

TOTTO「あっ!ショット音ね」

Des「自画自賛」

(一同笑)


Qrispy「あれは良かったね」

TOTTO「ナイスでしたね」

Des「いや良かった」

TOTTO「ビッグバンの音もいや~流石!って感じでしたね」

Des「ビッグバンは良かったね」

猫叉「気持ち良いんですよね、あの音。画面も揺れるし」

TOTTO「どうします?これも『僕がやりました!』って言っときます?記事で」

Qrispy「いや…どっちでも…?」

TOTTO「(笑)そこはやっぱ、言っとくべきじゃないですか!?」

Qrispy「…僕がやりました!」

Des「はははは!(爆笑)」

TOTTO「いやあれ神がかってましたね!」

Qrispy「でもあれリテイクひどかったよね」

TOTTO「リテイク…まぁそれだけのリテイクを重ねたからこそあの最高に気持ちいい音が出来上がったんだと思います」

Des「ダメ出しし続けたのは俺かも…?」

Qrispy「なかなかね…うん…」

猫叉「何か言おうとしてやめた?」

Qrispy「いや、だいじょうぶ」


TOTTO「僕、何気に好きなのが、スイッチロングオブジェクトを離したときの音結構好きです」

Qrispy「あれも大変だったね~!!」

TOTTO「『ピキーン!』ってね。あれ結構ね、好きなんです」

Des「最初音なくてさ、あそこ。音くれって言ったんだよね」

TOTTO「ハマり具合が秀逸で気持ちよさもかなり上がりましたよね」

猫叉「指が吸い付くギミックとかあったら最高でしたね!ちょっと静電気が走っててこう…」

Des「物理的に痺れるみたいな?(笑)」


Des「いや~ありがたや…!ちなみにちょっと気に食わないところなんかもあえて聞いときましょっか?今後の課題」

猫叉「気に食わないところ…」

Des「僕の性格とかそういうのはナシで」

TOTTO「(笑)こうなっていったらいいなとか、そういうのってあったりします?」

Des「Qrispyくんは?」

Qrispy「パステルくんをもっと出して欲しい…」

(一同笑)


TOTTO「パステルくんちゃんと今回も主人公ですからね」

Des「パステルくんの成長が、自分自身と一心同体だから」

Qrispy「じゃあ…もっともっとかな。出方が足りない!」

TOTTO「なるほど(笑)」

Qrispy「今のが10段階中に例えると、2。だとすると、8くらい出して欲しい」

Des「受け止めました」

Qrispy「決定押したら、バン!!って出てくるくらいの演出を過度に入れる!」

Des「一応受け止めはしました」

(一同笑)

猫叉「可愛い冒険ストーリーみたいな。結構キャラが立ってるじゃないですか、パステルくんって。あの可愛さを上手く、お客様に届けたい」

Des「考えておきます。というわけで、本日はありがとうございました」

TOTTO「(笑)落ちてますこれ?大丈夫ですか?最後はやっぱりDes-ROWさんが締めてくださいよ」

Des「あのね、リフレシアはこれで終わりじゃないんです。今始まったところなんです。リフレシアがこれからどうなるか。みんなと一緒に作って行こうじゃないか!お前らも一緒だ!」

(一同笑)

Des「違うな今のは…今の落とし方は違う」


Des「まぁその関わってる人みんなで育てたいなという想いを伝えたいなと。曲とかも含めて」

TOTTO「そうですね。実はオリジナル曲に関しては稼働時に遊べた楽曲で終わりでは全然なくて、これからも新しい試みや一風変わったアーティストさん達がまだまだ登場する予定なので楽しみにして頂けたらなと思ってます」

猫叉「REFLEC BEATって、マクロな視点でアイディアが出やすいコンテンツなんじゃないかと思っています」

Des「何かその、世界観も曲も絵も含めて、みんなでこの先つくっていきたいっていう想いをここで言っておきたいですね。TOTTOさんはそれにまた応えていくと。いう形になると思います」

TOTTO「あれ、さらっとこっちに丸投げ!?(笑)」


Des「ということで、みなさま本当にありがとうございました!これからもよろしくお願いします!」


Des「…締まった?これ大丈夫かな」

TOTTO「締まったんじゃないですか?」

Qrispy「締まった締まった」

TOTTO「最終的には文章でね、いい感じになっていると思うのでたぶん大丈夫です(笑)」



──続いて、REFLEC BEAT 悠久のリフレシアに収録された渾身の新曲たちをご紹介します。

彼方のリフレシア
DJ TOTTO feat.Annabel & 日山尚
黒紅掬い
猫叉Master feat.霜月はるか
勇気のペンダント
Qrispy Joybox feat.茶太
Dragon's Tears
96 & keiichi
Apocalypse
Morrigan feat. リリィ
アネモイティエライ
bermei.inazawa feat.結良まり
昏き甲鉄のヴェルガ
arcane feat.rionos
ディーナ・シーの踊り
大嶋啓之
Night Clock
kidlit/深水チエ
know
emon(Tes.) feat.conoqa
Requiem of Lament
Powerless feat. Shoohey
Agony for Glory
RoughSketch
【×▽×】FANTASTIC NxxD BABY【×_×】
P*Light feat. mow*2
追想ブロカント
onoken feat. Rin
DAWN OF FALCON
L.E.D.-G
Strange Flow
Sota Fujimori
風詠之舞~カゼヨミノマイ
world sequence
彷徨オルフェウス
劇団レコードfeat.猫叉Master
Towards The Horizon
かめりあ
宵月の歌姫
OSTER project feat. りぼんぬ

PHQUASE
BOMBER BOMBER
DJ NAGAI
DREAMER
SOUND HOLIC feat. 709sec.
Nostalgic Magica
cosMo@暴走P









REFLEC BEAT 悠久のリフレシア
未知なる世界を冒険してみない?
REFLEC BEATはリズムにのって相手とオブジェクトを跳ね返しあう音楽対戦ゲーム!!
リズムに合わせて、ラインに重なったオブジェクトにタッチするだけ!

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