今回、大変名誉なことに凛ちゃんの曲を担当させて頂きました。
楽曲制作のコンセプトとして、「ガンナー（スナイパー）、科学・哲学（小難しい知識）、孤独、周りの人達の存在、文学少女がアプリオリ的な机上の知識を超えてアポステリオリ的な経験の体得へ」というメモ書きを残していました。
何言ってんのかよく分からん感じの声に出して読みたい系単語の意味は、ネット等で調べてみてください。

簡単に言えば、凛的「目を開けば芽吹く素敵な世界」に気付く過程を綴った曲ですね。こちらに関しては前向きです。
自ら塞いだ「四方」から伸びる手を掴むに至った少女の成長ストーリーです。
そして最後には何だかんだ滅亡させます。前向きな滅亡です。
まー妄想なんですが。楽しいじゃないですか妄想。

曲の雰囲気としては、近未来SF的な感じを出してみました。
光学迷彩でスーツが透明になったりたこ足ロボットが機関銃をぶっ放したりするようなあの世界です。

歌に関しては、凛のキャラクター性を活かすべく、表面上は静かながら内に熱量を持った表現で歌って頂きました。
特に個人的には、最後のサビ前に落ちるセクションの囁くような声が聞いていてぞくぞくします。
全身の毛孔がお喜び申し上げるので、みなさんも是非ともそんな心持ちで聞いてみてください。