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wac ─ 今まで そしてこれから
12,000字ロングインタビュー 2014.12.03
もともと、曲書くつもりなかったんですよね
──BEMANI Fan Siteが始まって3年が経ちました。それにちなんで、まずはwacさんのデビュー3年目前後の頃を振り返っていただけますか。デビュー3年目というと、何年ですか?

「3年目というと…僕はですね、1999年くらいからBEMANIに関わっているので、2002年頃ですかね。(年表をみてみる)あ、これ、こないだの年表です。作ったじゃないですか、BEMANI MUSIC WEEKの時に。えっと、これによると、2002年はpop'n music 8と9作ってた」


──2002年でもうpop'n music 8になってるんですね

「ですね。99年がpop'n music 3だったんで、そっからもう3年で、8を作ってたんですねぇ。pop'n musicのサウンドディレクションをやることになって…pop'n music 6からかな?サウンドディレクションをやっていて。6の時は2人でやってたんですけど、7から1人でディレクションやることになって。ひとりディレクション2作目がpop'n music 8。そしてpop'n music 9では基板が変わるというでかいコンバートがあった。かなりpop'n musicをがっつりとやっていた時期ですね」


──で、最近は?

「最近はね〜…最近の話はいいんじゃないですか?(笑)」


──最近の曲は"Idola"とか

「あぁ〜、まぁ、そうですね、そういうのも最近はね。長らくpop'n musicの人っていうイメージが強かったと思うんだけど、最近はいろんな機種にやったりとか、全体の機種に、って感じのとかが増えて」


──BEMANIはじめて間もない人とかって、曲は知ってるけど、『これwacさんなんだ〜』って思いますよね

「そうかもしれないですねー。まぁ、"Idola"とか、あとはねー、なんだろうな、連動曲だと最初からBE生とかで名前出してるんでわりとわかってくれてるのかな?"KHAMEN BREAK"とか、"轟け!恋のビーンボール!!"とか」


──単品の曲では?

「単品の曲ね〜、最近ね、これって曲があんまないんですよ、作ってはいるんですけど」


──CHERRY BLOSSOMSはおいといて(笑)

「CHERRY BLOSSOMSはね、歌ってるだけなんでいいんですけど(笑)"Milchstraße / Buluka & Nilo"とかなのかな?このあたりがわりと最新作」


──これはjubeatの曲でしたね

「jubeatですね。jubeat saucer fulfillの、夏頃に出てたのかな」


──曲名はどんな意味なんですか?

「"ミルヒシュトラーセ"っつって、ドイツ語でいうとこのミルキーウェイです。天の川」


──"Buluka & Nilo"って誰が誰なんですか?

「自分っす、全部。僕だけ!です!」


──(一同笑)ワイルド&クールみたいな?

「つーか、架空の二人組のユニットみたいな。あの、ブルカニロさんっていう、銀河鉄道の夜にでてくる博士がいるんですけど」


──銀河鉄道なんですね

「銀河鉄道っていうか、銀河のイメージですね。牛じゃないですか、fulfillって。牛がミルクを垂らすやつだから、ミルクから天の川にいって、銀河にいって、ミルキーウェイという、なんとも安直な。最近つくった曲だとそのへんですね」




──デビュー当時の曲"Regulus / DJ.W"と、最新作"Milchstraβe / Buluka & Nilo"を比べてみていかがですか?

「"Regulus "!なつかしい(笑) あれはbeatmania IIDX 5th styleですね」


──デビューはbeatmania IIDXだったんですね

「曲書きとしてのデビューはそうですね。もともと、曲書くつもりなかったんですよね、仕事で。譜面だけつくっているつもりでいたら、dj TAKAから曲を書けと言われて、書いたのがこの曲で」


──(一同、"Regulus"試聴)

「このころからピアノが主体でしたね〜」


──何だか爽やかですね

「やたら爽やかですねぇ。そういえば、デビュー曲と最新曲、どっちも星ですね。"Regulus"ってのは獅子座の一等星なんで」


──考えてみたら、"Idola"もそうですよね。宇宙感ありますよね

「そうですね。『星の気まぐれが〜』から始まるし。まぁ、使いやすいんでしょうね、テーマとして。結構好きなのかもしれないです、星」


──もうすぐあれですよ、しし座流星群がありますよ(取材当時)

「おぉ、じゃあ"Regulus"ちょうどいいじゃないですか。"Regulus"聞きながらぜひ!…あ、コレ(記事)出る頃には終わってるか(笑)うん、何だかんだ気が付けば星関係多いですね〜。最初はねー、1曲で俺の作曲家人生終わると思ってたんで。自分獅子座だから、獅子座の曲を1曲作って終わろう!みたいな」


──1曲で終わるつもりでいたんですか!?

「そんな何曲も作ることになるなんて思ってなかったんで」


──始まりのときにすでに終わろうと思っていたってすごいですね。何かかっこいい(笑)

「1曲だけ残せればいいやって。わしゃあこれでもう作曲家として思い残すことはない…くらいの。でも、これ元々歌入りのつもりで作ってたらロケテストに間に合わなくって。じゃあインストでやるか〜みたいになって。で、インストで作ったのも残しておくか〜ってことになって。裏曲みたいな感じで、これはこれでいいんじゃね、みたいな」


──じゃあこれは歌バージョンはないのですか?

「歌バージョン、残念ながら今は遊べないんです。"OVER THE CLOUDS"っていう曲。1曲で作曲家人生終わらせるつもりがいきなり2曲になったという」


──別の曲なんですね!

「そう、別の曲。本当は歌入りの方が完成形のつもりだったんです。昔はbeatmania IIDXとpop'n musicで遊べました」


──そうだったのですね。pop'n musicのデビュー曲は何という曲でしょう?

「pop'n music 7の、"カモミール・バスルーム"っていう、常盤ゆうさんがBEMANIで最初に歌った曲ですね。あの頃は、ポップンでまだやってないジャンルが結構あったんで。スウェディッシュポップって実はまだ入ってないじゃん、俺がやるしかない!って。そこでバンドサークルでスウェディッシュポップ系のバンドをやってた常盤さんを思い出してお願いしてみたっていうのがきっかけですね」


──"カモミール・バスルーム"は『トゥルトゥー(メロディーを口ずさむ)』でした?

「『トゥルトゥー』は"murmur twins"ですね。ちょっと違う。まぁ似たようなもんだけど」


(インタビューに立ち会っていたスタッフ)『トゥルトゥー』でなんで通じるんですか!?"murmur twins"は知ってるけど…それだけじゃわからない…

──『トゥルトゥー』だけでよくわかりますね?

「わかるわかる。『トゥルトゥー』だけで通じる」


──(一同、"カモミール・バスルーム"試聴)

「なつかしい〜。今聴くとイントロがやたら長いな。そうそう、このリコーダー、自分で吹いたんですよ。ここから始まった。俺のリコーダー人生が」


──それ、小学校くらいから始まってるんじゃないですか?

──(一同笑)

「(笑) でも、人にリコーダー聴いてもらうことってあまりないじゃん」


──これ自分で吹いたんですか?

「もちろん自分で吹きましたよ、生で。いや、この当時の音の無駄のなさ!音の少なさね。こういう曲が作りたいですね〜。そう、昔とくらべると、音の少なさが全然…音が増えたなーって思いましたね。ラピストリアでカモミールの続編みたいなコンセプトで“ベルガモット組曲”って曲をつくったんですけど、あの当時のような音の少なさには戻れませんでした。なんだろうね、この強迫観念みたいなの。音を詰め込めないといけないという…」




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