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HuΣeR × SYUNN × MarL - New Face Interview
2016年、BEMANIに大きなインパクトを残した3つの新星…彼らの素顔に迫る! 2017.02.08

人に語れる名前があるって素敵だなと感じてます
──本日は2016年に堂々のBEMANIデビューをされたHuΣeRさん、SYUNNさん、MarLさんにお越しいただきました。まず、デビューした心境はどうですか?HuΣeRさんからいきましょうか

HuΣeR「心境的には何も変わってないですね。というのも、初めからやりたいことが結構決まっていたので、それが実現できる一歩目を踏み出せたなというくらいの感覚ですね」


──実際にやりたかったことはできていますか?

HuΣeR「そうですね、明後日なことはやってないとは思います」


──MarLさんはどうですか?

MarL「まだデビューして間もないので実感がないというのが正直なところなんですけど、HuΣeRさんとは逆で結構大きな変化がありましたね。どう言っていいのかわからないんですが…アーティスト名が付くって、すごいことだなと思いました」


──スタッフの中の一人だったのが、"MarL"というアイデンティティーを持ったと

MarL「そうですね。今までは曲をリリースしたり、表に出るような活動をしてなかったので、BEMANIの一員としての自分は何者なんだろう、とずっと立ち位置が分からない気持ちでいました。でも名前が付くことで『あ、ここにいるんだな』みたいな心境になれて。人に語れる名前があるって素敵だなと感じてます」


──それがモチベーションになるのはすごくわかります。SYUNNさんは?

SYUNN「まずボスで出すと聞いたときに、『コケたらヤバいよ』と先輩方に散々言われて(笑) なので不安しかなかったです。僕自身が音楽ゲームをやってきていなかったので、どういう曲がみなさんに楽しんでもらえるかがわからなかったから探り探りで作っていたのもありまして。でも曲をリリースしたときに思いの外受け入れられてもらえたのかなと感じて、すごくホッとしてます」

HuΣeR「ははは(笑)」

SYUNN「安心してるというか、そういう感じですね」

HuΣeR「ボスいいな〜(笑)」


(一同爆笑)


──最初の楽曲をどう出そうかという話はされていたのですか?

MarL「私は一応ポップン内ではありました。PONさんから色々と助言はいただいてますね」


──"pop'n music うさぎと猫と少年の夢 稼働記念特集"でPONさんが面白い話をしていましたね

MarL「あれは、デモを聴いた瞬間に無双状態に入ってしまったんです(笑) 何かがピシャーっと降りてきて、涙が止まらなくなってしまって。色んな言いたい言葉が一気に押し寄せてきて、複雑すぎる感情に頭が対応できないような状態になりました」


──なるほど

MarL「何か文章に書こうと思っても書けないのに、書きたいことがビッグバンを起こしてるみたいな。その日はほかに何も手がつかなくて、スタジオでずっとデモ曲を繰り返し聴きながら書きたいことをまとめていたら、会話が生まれてきたんです」


──物語みたいになったのですね

MarL「しかもPONさんに渡したのは1つなんですが、3パターンくらいありました。実は」


──あの『長い長い』がまだ2つもあるのですね(笑)

SYUNN「お話気になる(笑)」

MarL「その日は本当に気持ちが高ぶっていたみたいで、伝えたい気持ちそのまま、勢いで長い文章をPONさんに送りつけてしまいました」


──というエピソードだったのですね(笑) HuΣeRさんはIIDXでのデビューでしたが、いかがでしたか?

HuΣeR「実は僕、クラブトラックってあまり作ったことがなかったんですよ」


──そうだったのですか?

HuΣeR「今までバンドでキーボードやギターやドラムをやったりしてたので、あまり知らないんですよ。ただ、自分に持ってないものをbeatmania IIDXが持っていたので、そこが魅力で好きでした。クラブトラック好きだけど作ったことないみたいな。だから書きたかったですよね。やり慣れてないことを出来るのが面白かったです」


Highcharge Divolt
──苦労せずできましたか?

HuΣeR「いや全然全然全然全然!すごく苦労しました」


(一同笑)


SYUNN「僕もすごく苦労したので一緒ですね(笑) 色々意見をもらって、構成も大きく変更したし」

HuΣeR「あ〜それでアレが出来たんですね」

MarL「アレが出来た(笑)」

HuΣeR「いいな〜!」


(一同笑)


──さきほどMarLさんが歌詞を書いて泣いていたとおっしゃっていましたが、HuΣeRさんとSYUNNさんは曲を書いていて泣くことはありますか?

SYUNN「ないです!(即答)」
HuΣeR「あります!(即答)」

SYUNN「えー!?あるんですか!?」
HuΣeR「えー!?ないんですか!?」


(一同爆笑)


SYUNN「ないない、ないですよ(笑)」

HuΣeR「じゃあいつ泣くんですか!?」

SYUNN「…映画見たとき?」

HuΣeR「あぁ、いい人だぁ…」


(一同笑)


SYUNN「自分の曲で泣くことあるんですか?」


──『めっちゃいい曲できた〜』みたいな感じですか?

HuΣeR「あ〜じわじわじわじわみたいな」

SYUNN「いいな〜羨ましい」

MarL「出来た時に泣くんだ?」

HuΣeR「いや、作ってる最中かな。たしかになんでかはわからないですね」


──メロディですか?

HuΣeR「ん〜なんだろう。自分がやりたかったことに近づいたとき…嬉し泣きかもしれないですね」


何かのジャンルに何かを足したのがカッコいいと思って
──曲を書くとき、まずどこから始めるのですか?

SYUNN「僕はまず、ジャンルを決めます。ジャンルが決まると曲のテンポとドラムパターンが決まるので、あとコードつけてそのあとメロディつけてという感じですね。パターン化してます」

HuΣeR「エモーショナルというよりも機械的に作るんですね」


──パターンはどう増やしていくのですか?

SYUNN「別のジャンルを足していきます」

HuΣeR「はははは(笑)」

MarL「へ〜すごいー!」

SYUNN「ドラムのフィルだけメタルにするとか、電子ドラムの中に生ドラム足していったりとか」


──そういうことをやろうと思ったきっかけはあるのですか?

SYUNN「もともと打ち込みの作曲じゃなくて、バンドをやってて。スクリーモとかラウド系、メタルコアとか、メタルに電子音足したやつがそのとき好きで。何かのジャンルに何かを足したのがカッコいいと思ってミクスチャーとか聴いたりしてました。で、途中から打ち込みの作曲を始めて、電子音メインでプラスするということをやったという感じですね」

HuΣeR「いやぁ、今全く同じだなと思って、聞いてて笑っちゃったんですよ(笑)」


(一同笑)


HuΣeR「バンドやってて、ハイブリッドなサウンドが好きで、あれ?みたいな」

MarL「世代なのかな」

HuΣeR「かもしれないな〜」


──世代というと、青春時代はどういう音楽を聴いていましたか?

MarL「私は日本のポップス寄りのバンドがすごく好きでした。おうちでは親が好きな洋楽がずっと流れていたので、逆に邦楽を聴いてました」


──反発精神?

MarL「新鮮に感じて。でも私もロック系ですね」

SYUNN「僕はFACTとかPay money To my Painとか、洋楽だとAvenged SevenfoldとかBullet for My Valentineを聴いてました」


──洋楽はどこから情報を仕入れてましたか?

SYUNN「深夜にビルボードのヒットチャートがやってて、そこからです」

HuΣeR「小学生が、深夜に、ビルボード!?」


(一同笑)


SYUNN「見てました見てました(笑) 小学校低学年くらいでBUMP OF CHICKENやASIAN KUNG-FU GENERATIONを聴いていたんですが、一回EMINEMにハマったんですよ」

一同「小学生が、EMINEM!?」

SYUNN「(笑) その後にメタルとか聴くようになりました。姉の影響はありましたね」

HuΣeR「僕もBUMP OF CHICKENは聴いてましたね。あとJanne Da Arc。その後姉の影響でSound Horizonからいわゆる中二な世界観を知って。母親がピアニストなのでクラシックも聴きつつ、さらに父親がベーシストでよくわからない洋楽を聴きつつ、僕は結局BUMP OF CHICKENを聴いてました(笑)歌詞がすごい好きだったんですよ。フル尺で聴いたときに起承転結があってメッセージ性がある曲が昔から好きです」


──1つの物語になってますよね

HuΣeR「絵本みたいな読み切り感覚ですね」


──今も変わらずですか?

HuΣeR「全然変わってないですよ」


──SYUNNさんは変わりました?

SYUNN「今はクラブトラックばっかり聴いてますね。バンドものは全然」


──クラブトラックに流れていったのはなぜですか?

SYUNN「MyspaceのトップにSKRILLEXがいて、その人の曲を聴いたらハマって、それからはずっとクラブトラックを聴いてますね。それがきっかけでEDMを作り始めたのもあります。バンドに戻ろうとも思わなくて。住んでた部屋の問題もあったんですが、アンプに繋がずに楽器を弾いても隣に聴こえちゃう環境で。家で練習もできないし、スタジオで練習しようにもお金がかかるので、じゃあ部屋で作れる音楽なんかあるかなと思って調べて行き着きました」


──環境の変化もあったのですね。MarLさんは?

MarL「BEMANIに携わるようになってから知見が狭いということに気付いてしまったので、色んな音楽を偏見なく聴こうと思ってます。その中でも琴線に触れるのはエレクトロニカだったりしますね。あとはオペラをやっていたこともあって、複数でハモっているボーカル曲は好きですね。重奏じゃないですけど、メロディだけじゃなくて、メロディと呼応するように色んなパートが来るような曲が好きです」


──オペラだったり、ボーカルをやろうと思ったきっかけはありますか?

MarL「中学の音楽の先生が毎年卒業式の歌を自作していたんですけど、そのCDを毎年出してて、中学二年生のときにそこで歌ってほしいと言われて」


──ソロで?

MarL「たしか二人だったと思います。中学生って恥ずかしがって音楽の授業で歌わなかったりするじゃないですか。その中で元気に歌っていたから声がかかっただけだと思うんですけど(笑)そこで初めてヘッドホンして、マイクスタンド立てて、録音して、それが楽しいなと感じたんです。その経験が自分の源流なのかなと思います。その後も継続的に聖歌隊やオペラ、ミュージカルなどに触れながら、歌とお付き合いをしてきました」


──なるほど、そして、BEMANIの歌姫を目指していくと

MarL「姫なんてとてもおこがましいです、、歌に限らず作詞含め、なんでも、自分に出来ることはしていきたいなと思っています」


──ちなみにお互いの曲を聴いての印象はありますか?

SYUNN「実はHuΣeRさんは学生時代から知っていて、その当時の曲も聴いていたんですけど、なんでも出来る人だなと思っていて。さっきクラブトラックが苦手みたいなことを言ってたけど、作ってましたよね?」

HuΣeR「そんなにだとは思いますよ」

SYUNN「綺麗なダブ・ステップの曲覚えてます?あれすごくいいなと思ってて」

HuΣeR「あ〜はいはい。あれか。ありがとうございまーす!」


──試聴音源載せましょうか(笑)


(一同笑)


HuΣeR「すでに消去してますね(笑)」

SYUNN「その他にも、曲だけじゃなくてラジオドラマも作っていて」

HuΣeR「ははははは(笑)」

SYUNN「あれも良かった(笑) テーマソングも作って、声の演技もしていて」

MarL「すっごい恥ずかしがってる(笑)」


(一同笑)


SYUNN「あれ本当に良くて!セリフ言えてBGMも作れて、色んなことに長けてる人だなと。そういうのありましたよね?」

MarL「本当に恥ずかしがってる(笑)」

SYUNN「HuΣeRさん!(笑) HuΣeRさん!(笑)」

HuΣeR「はい、お疲れ様でーす!」


(一同笑)


SYUNN「いやあ、あれはすごく良かったですよ」

MarL「すごい抉ってきたね(笑)」

HuΣeR「腹黒ドSめ…」


──この3人でドラマCD作りましょう(笑) MarLさんがストーリー書いて、HuΣeRさんが喋って、SYUNNさんが…

SYUNN「僕が…」


──声にならない腹黒い声で、参加する

SYUNN「どういうことですか!」


(一同笑)


Megalara Garuda
──脱線してしまいましたが、HuΣeRさんはすごく器用な人だという印象を持っていたと

SYUNN「そうですね。僕はもともと1分半〜2分尺の曲も作ったことがなかったんですが」


──普通に生活していたら中々作らない尺の長さですよね

SYUNN「普通に作ったら4分5分行っちゃいますもんね。なのでjubeatで初めて作ったときも何も考えないで作ったら4分超えて。どう詰めたらいいんだろう?と思いつつ、ガッと詰めてみたら繋ぎがごちゃごちゃになってしまったんですよ。展開も短い尺の中で色々変えなくちゃいけないし、色々悩んだんですが。でもHuΣeRさんの曲は短い尺の中で色んなパートが出てきて、しかもしっかりまとまってて。で、どれも個性があって。羨ましいなと思いました」

HuΣeR「恐縮です…!」


(一同笑)






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