beatmania IIDX 23 copula

どうも！lapixです！
普段は「SOUND VOLTEX」シリーズでお世話になっております！

beatmania IIDXにオリジナル楽曲を書き下ろすのは今回が初めてで、
僕が中学生の頃からずっと追いかけて来たこのbeatmania IIDXというビッグタイトルに自分のオリジナル楽曲が収録される事となり、大変嬉しく思っております。
なんと言いますか、こうグッと込み上げてくるものがあります。



少々思い出話っぽくなってしまうのですが。僕の中で大切にしているお話。良かったら少々お時間ください。

beatmania IIDXとの出会いは、中学生の頃、家の近くにあったゲームセンターで出会いました。
飛びっきり大音量で鳴っているアーケードゲームがそこにありました。
元々音楽好きで、その頃何度もゲームセンターに行っていたので、興味はあったものの、中々プレイしようと踏み出せず、最初はギャラリーガチ勢でした。

そんなある日のこと、筐体が1台空いていたので、ちょっとプレイしてみようかな！と。内心ドキドキしながら100円玉を投入したのを、今でも覚えています。
初プレイ。どれが何のボタンかさえ分からず、直感で。
あっという間に1ゲームが終わってしまいました。
落ちてくるオブジェに上手くタイミングを合わせてボタンを押すのは初めての自分には正直難しすぎました。
「みんなこんなテクニカルなゲームをやっていたのか...!!」
素直に驚きました。

ですが、初プレイでも
一つだけ分かった事があります。
それは、

「めちゃめちゃ曲がカッコいい!!」

これです。収録されている音。楽曲。
耳に入ってくる音がなんてカッコいいんだ。これはとてもイケている。
イケイケだ。よく見たら下にウーファーも付いてるし凄い。どうりで重低音が気持ち良いワケだ。

そりゃテンションも上がっちゃいますよね。

あの時初めて感じた音の迫力と衝撃は今後も決して忘れる事はないと思います。

その他にも様々なジャンルの楽曲をプレイして、「こんな激しい楽曲があるの！？」等と興味津々。
プレイのスキルも上昇し、
すっかりファンになってしまいました。

このように、最初はプレイヤー側として、楽しんでいました。



そんなある時、作曲ソフトに出会った僕は「俺もbeatmaniaみたいな曲が作れたらいいな?！！！」と思い、
バイトで必死に貯めたお金で作曲ソフトやシンセサイザー等を買い自身のオリジナル楽曲の製作を始めるようになりました。

これが僕の作曲人生の最初の一歩です。

今思えば、beatmaniaが与えた自身の楽曲制作への影響、吸収したインプットの数は数え切れない程だと感じます。

色々なアーティストの方々の楽曲があり、しかも全然カラーの違った様々なジャンルの数々。
とても刺激的でした。




そして、月日が流れ今日に至ります。
今まで色々な楽曲を制作して参りました。

もちろんですが、僕はいつも魂を込めて一曲一曲、楽曲を書き下ろしています。

どんな物にも大事な「想い」そして「魂」は宿っています。
それは人が作っているからです。
人はクリエイトする際、なんらかの「想い」と「魂」をそのものに込めます。
僕にとって魂を注ぐことができる場所が「音楽」というフィールドだったわけです。

さて、今回書き下ろした楽曲
「Inner Spirit」

この楽曲は、僕の中に宿っている「魂」の楽曲です。
魂が爆発するようなイメージで制作しました。

今までインプットしたエッセンスを2分間にギュッと詰め込んでいます。

「Inner Spirit」

楽しんで頂ければ幸いです。

lapix

このように小洒落た格好良い曲にムービーを付けさせていただくのは
プレッシャーもあるのですが、良い感じに肩の力を抜きつつ
謎の生物を追いかける記者4人組を描かせていただきました。
曲についてlapixさんが「魂が爆発するようなイメージ」と表現してらっしゃいますが
何も謎の生物を爆発させろという意味ではなかったかと思います。

ところでお気づきになった方は極小と思いますが
謎の生物のフォルムが若干「jubeat copious」に登場した
ローラー星人に似ているというのも気のせいではありません。
ローラー部分は取りました。
ああいう軟体ぽくて目がまるっとした生物が好きです。