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NEW SONG

NEW SONG
m1dy Dynamic
TOKYO STYLE SPEEDCORE / m1dy
Sound / m1dy
「今回はm1dy is SexyとかIbaraみたいなEDM・Brostepっぽい感じでいきましょうか」と赤羽の串かつ屋にて担当氏よりご提案。
例えに出された2曲はどちらも拙曲。つまり最近の俺の作風をそのままやればいいのかと納得し「わかりました。ドテ焼き来ましたよ」そんなやりとりがあったのが5月の頭。
そのまま素直にEDMとかブロステ要素の入ったm1dy節を作っていれば、こんなことにはならずに済んだのに何故、俺は。

そろそろ作業に取り掛かろうかと思い始めた6月初旬。何気なしに覗いたHuluでふと目に付いた、幼少期に欠かさず観ていた某宇宙刑事の輝く姿。
へぇ、ギャ○ンの新作映画か…うわ当時の○ャバン役の人も出演してるのか…と、うっかり観てしまったが最後、特撮ヒーロー熱が突然ぶり返す42歳厄年。
昭和の特撮ヒーローの主題歌ってやっぱかっこいいな……そうだ、今回のテーマはヒーロー物の主題歌風でいこう、と思いつく。

で、意気込んで作り始めたものの、昭和特撮ヒーロー感とEDMブロステスピコア、やはりさっぱり馴染まぬ。
誰だヒーロー要素を入れようなんて無茶を思いついた奴は。俺じゃん。おい、これ完成する気がしないぞ…と頭を抱えている間も季節は移ろいゆく。
ちょくちょく入れる進捗連絡の際、最初の頃は「昭和特撮ヒーロー!いいですね!」と余裕だった担当氏も、連絡の度に「思うように進まない…」と俺の地縛霊みたいな声を聞かされ、最後の方は「えーと…あー…うーん…励みになりそうな言葉が思い付かない…」と困惑させてしまう始末。そりゃあね。俺の頭の処理能力の問題だしね。

そしてあれやこれやと試すこと約2ヶ月。ようやく完成が見えて来て「率直に言ってかっこいいですね!エンターテイメント性も高いですし!」と担当氏からお褒めの言葉を頂き一安心。
そんなとんでもない難産を経てできた「m1dy Dynamic」。今回はBPMが185と俺にしては遅めなので遊びやすいかもしれない。スピコアパートはもちろん、その倍だが。
末永く遊んで頂けると幸甚です。よろしく、勇気!