新曲紹介




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断罪のミメシス
KE!JU
PHQUASE
皆様、御覧じろ。
彼がKE!JU。そう、iと共にこの世界をも天地反転させる者。
…と巷で専ら話題のKE!JU氏を、僭越ながら応援させていただきますPHQUASEです。
彼はこれからのSOUND VOLTEXと、そしてBEMANIを背負って立つ希望です。
まるで太陽のように明るく闊達な性格で誰からも愛され、
ブラックホールのようにあらゆるナレッジやマインドセットをインプットし、
宇宙そのもののように数多のサウンドメイクを実現する、希望の申し子です。
さて、断罪のミメシス。
これからこの楽曲と邂逅し対峙する皆様は、口々にこう仰ることでしょう。
「KE!JU、許さない」と。
彼がKE!JU。そう、iと共にこの世界をも天地反転させる者。
…と巷で専ら話題のKE!JU氏を、僭越ながら応援させていただきますPHQUASEです。
彼はこれからのSOUND VOLTEXと、そしてBEMANIを背負って立つ希望です。
まるで太陽のように明るく闊達な性格で誰からも愛され、
ブラックホールのようにあらゆるナレッジやマインドセットをインプットし、
宇宙そのもののように数多のサウンドメイクを実現する、希望の申し子です。
さて、断罪のミメシス。
これからこの楽曲と邂逅し対峙する皆様は、口々にこう仰ることでしょう。
「KE!JU、許さない」と。
Yvya
KE!JUくん!
GITADORAでは爽やかキャッチー美メロボーカル楽曲メーカーとして定評のある彼が、今回はいつになく攻撃的なインスト曲を携えてやってきました。
単なる難易度の誇示では終わらないストーリー性のある旋律に彼らしさを感じます。はやくてつよくてかっこいい、KE!JU!
僕のことは許しても、KE!JUくんのことは許さないであげてください。
GITADORAでは爽やかキャッチー美メロボーカル楽曲メーカーとして定評のある彼が、今回はいつになく攻撃的なインスト曲を携えてやってきました。
単なる難易度の誇示では終わらないストーリー性のある旋律に彼らしさを感じます。はやくてつよくてかっこいい、KE!JU!
僕のことは許しても、KE!JUくんのことは許さないであげてください。

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Any%
めめめ
めめめ
The song is called “Any%” because that’s literally what I did here.
Usually, it takes me one or two weeks to finish a single rhythm game track, but this time tho I only had approx. 3 days to work on it (and honestly that’s my fault).
…so I had to speedrun the entire process just to get it done somehow.
Here’s a quick BTS I want to share.
I’m a staunch believe in “every song should come from some kind of story, concept, or emotion you want to share with people”. But this time, my mind was completely empty, and I couldn’t come up with any idea that truly click with me.
Whenever I get stuck in a rut like this, I usually step away from music and do something else – go outside, play games, watch anime – anything to look for a spark of inspiration.
But this time I didn’t have that luxury.
This is what happens when your hobby and your job become the exact same thing. You gotta make something before the deadline no matter what.
I was in SHAMBLES.
“What if I can’t make it this time?”
“Maybe I’m just a failure after all…”
All those thoughts I usually try to suppress found their way back to the surface, and I eventually burnt up in all the pessimism I’ve carried for years.
The time kept running relentlessly.
I really gotta make somethin… something… SOMETHING-
…aaaand BOOOOOOOOOM
The song was finished.
I’m gonna be honest, this isn’t my best work and I know it (not sure if I’m being reprehensive as an artist by saying that).
But at the very least, I learned that under extreme pressure, I’m capable of pushing myself beyond what I ever thought possible.
Maybe that is what Any% ended up being about.
Usually, it takes me one or two weeks to finish a single rhythm game track, but this time tho I only had approx. 3 days to work on it (and honestly that’s my fault).
…so I had to speedrun the entire process just to get it done somehow.
Here’s a quick BTS I want to share.
I’m a staunch believe in “every song should come from some kind of story, concept, or emotion you want to share with people”. But this time, my mind was completely empty, and I couldn’t come up with any idea that truly click with me.
Whenever I get stuck in a rut like this, I usually step away from music and do something else – go outside, play games, watch anime – anything to look for a spark of inspiration.
But this time I didn’t have that luxury.
This is what happens when your hobby and your job become the exact same thing. You gotta make something before the deadline no matter what.
I was in SHAMBLES.
“What if I can’t make it this time?”
“Maybe I’m just a failure after all…”
All those thoughts I usually try to suppress found their way back to the surface, and I eventually burnt up in all the pessimism I’ve carried for years.
The time kept running relentlessly.
I really gotta make somethin… something… SOMETHING-
…aaaand BOOOOOOOOOM
The song was finished.
I’m gonna be honest, this isn’t my best work and I know it (not sure if I’m being reprehensive as an artist by saying that).
But at the very least, I learned that under extreme pressure, I’m capable of pushing myself beyond what I ever thought possible.
Maybe that is what Any% ended up being about.
L.E.D.
めめめ、っていうアーティストネームがもう次世代感あるよね。今までに無いセンスって感じで!
この前のBPL S5のFINAL LIVEのACTも何か適度な気だるさが若手有能DJって感じがなんとなくしてカッコよかったし!
あ、ここからは本気(マジ)な話、次々と現れる外部の優秀なクリエイターさん達とも真っ向勝負で殴り合えるハイクオリティーサウンドが持ち味の新進気鋭コンポーザーめめめ!
これからのbeatmania IIDXの未来をすべて君に託すぜ!
という訳で、養ってください。
この前のBPL S5のFINAL LIVEのACTも何か適度な気だるさが若手有能DJって感じがなんとなくしてカッコよかったし!
あ、ここからは本気(マジ)な話、次々と現れる外部の優秀なクリエイターさん達とも真っ向勝負で殴り合えるハイクオリティーサウンドが持ち味の新進気鋭コンポーザーめめめ!
これからのbeatmania IIDXの未来をすべて君に託すぜ!
という訳で、養ってください。
SYUNN
Welcome To The NEW SOUND REALM
スピーカーの震えの向こう側から、
ありふれた日常を切り裂く規格外のゲームチェンジャーが現れた。
その名も"めめめ"。
彼がDAWに刻むサウンドは過去を塗り替える。
冷徹なまでにタイトなグルーヴと、魂を激しく揺さぶるエモーショナルなメロディーが交差する未知の領域。
『Any%』はただの音楽ではない。
既存のルールをあざ笑うかのような破壊的で美しいサウンド・・・。
限界を知らない情熱と研究し尽くされた技・・・。
これらを大胆かつ繊細にミックス。
聴く者のクリエイティビティを刺激する、常識の枠を超えたArtだ。
覚悟はいいか。
『Any%』と共に最速で未知なる音の衝撃に飛び込み、この圧倒的な新世代の波動に身を委ねろ。
スピーカーの震えの向こう側から、
ありふれた日常を切り裂く規格外のゲームチェンジャーが現れた。
その名も"めめめ"。
彼がDAWに刻むサウンドは過去を塗り替える。
冷徹なまでにタイトなグルーヴと、魂を激しく揺さぶるエモーショナルなメロディーが交差する未知の領域。
『Any%』はただの音楽ではない。
既存のルールをあざ笑うかのような破壊的で美しいサウンド・・・。
限界を知らない情熱と研究し尽くされた技・・・。
これらを大胆かつ繊細にミックス。
聴く者のクリエイティビティを刺激する、常識の枠を超えたArtだ。
覚悟はいいか。
『Any%』と共に最速で未知なる音の衝撃に飛び込み、この圧倒的な新世代の波動に身を委ねろ。

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Smintheus
TAN1CHU
TAN1CHU
(^◕ὥ◕)
チュ~チュ~!ハムCHUだチュ~
いやぁ今日の納涼祭、ウマいモンめっちゃ食えてバリええ感じだチュ~、次は何食おっかなぁ♪
(~v~)「ひまわりの種飴、残り1粒で~~す!」
(^◕ὥ◕)
ん?ひまわりの種飴やと!?これは絶対にCHUのために残してあるやつやろだチュ~!
すみませ~ん、ひまわりの種飴1粒もろてもええですか!!
(~v~)「はいよ~50円ね、毎度あり!」
(^◕ὥ◕)b
ヨッシャー!ではでは、いただくとしますか!いただきま~チュ....
(((((バッ
(^`ὥ´)「コイツぁオレのもんやで!」
(^ノ◕ὥ◕)ノ
ア!ワルCHU!CHUのひまわりの種飴返せ!
(^`ὥ´)「\バリバリィッ/美味すぎワロタw」
───ハムCHUは激怒した。必ず、この邪知暴虐のハムを除かねばならぬと決意した。
(^◕ὥ◕)▯<プルルルプルルル
もしもしクー太郎?ちょっと来てくれへん?
───来てくれました。
(∩ΦωΦ)∩「シャー!!!ナンカワカランガオマエ,ユルサン!」
(^`ὥ´)「ギャー!ネコ怖いィィ!助けてクレメンス~」
(^◕ὥ◕)ツ
ええぞええぞ~、その調子だチュ~!もっとこいつを懲らしめてやれだチュ~!
(∩ΦωΦ)∩「シャー!!!ナントナクオマエモ,ユルサン!」
(^ノ◕ὥ◕)ノ
何ィーーーーーッ!?
ドドドドε≡≡ ε≡≡(∩ΦωΦ)∩ ε≡≡(^ノ`ὥ´)ノ ε≡≡(^ノ◕ὥ◕)ノ ヒェェーーーー
(^ノ◕ὥ◕)ノ
もうこんなの懲り懲りやぁ~~~
/*ここでアイリスアウトを実行してね*/
チャンチャン♪
(完)
と、そんなハムCHUたちの仲睦まじい様子を描いた物語をイメージしてこの曲を制作した
わけではなく、全然関係ないんですが、次回の放送では「ハムCHU、神になる」をお送りするみたいですね。
...それでは、覚悟の準備をしておいて下さい。
チュ~チュ~!ハムCHUだチュ~
いやぁ今日の納涼祭、ウマいモンめっちゃ食えてバリええ感じだチュ~、次は何食おっかなぁ♪
(~v~)「ひまわりの種飴、残り1粒で~~す!」
(^◕ὥ◕)
ん?ひまわりの種飴やと!?これは絶対にCHUのために残してあるやつやろだチュ~!
すみませ~ん、ひまわりの種飴1粒もろてもええですか!!
(~v~)「はいよ~50円ね、毎度あり!」
(^◕ὥ◕)b
ヨッシャー!ではでは、いただくとしますか!いただきま~チュ....
(((((バッ
(^`ὥ´)「コイツぁオレのもんやで!」
(^ノ◕ὥ◕)ノ
ア!ワルCHU!CHUのひまわりの種飴返せ!
(^`ὥ´)「\バリバリィッ/美味すぎワロタw」
───ハムCHUは激怒した。必ず、この邪知暴虐のハムを除かねばならぬと決意した。
(^◕ὥ◕)▯<プルルルプルルル
もしもしクー太郎?ちょっと来てくれへん?
───来てくれました。
(∩ΦωΦ)∩「シャー!!!ナンカワカランガオマエ,ユルサン!」
(^`ὥ´)「ギャー!ネコ怖いィィ!助けてクレメンス~」
(^◕ὥ◕)ツ
ええぞええぞ~、その調子だチュ~!もっとこいつを懲らしめてやれだチュ~!
(∩ΦωΦ)∩「シャー!!!ナントナクオマエモ,ユルサン!」
(^ノ◕ὥ◕)ノ
何ィーーーーーッ!?
ドドドドε≡≡ ε≡≡(∩ΦωΦ)∩ ε≡≡(^ノ`ὥ´)ノ ε≡≡(^ノ◕ὥ◕)ノ ヒェェーーーー
(^ノ◕ὥ◕)ノ
もうこんなの懲り懲りやぁ~~~
/*ここでアイリスアウトを実行してね*/
チャンチャン♪
(完)
と、そんなハムCHUたちの仲睦まじい様子を描いた物語をイメージしてこの曲を制作した
わけではなく、全然関係ないんですが、次回の放送では「ハムCHU、神になる」をお送りするみたいですね。
...それでは、覚悟の準備をしておいて下さい。
U1-ASAMi
孵化してやっと羽が生えて飛び立った今
飛べることの喜びを全身で感じながら
すべてを食らい尽くせ。
飢えた気持ちを決して忘れず獰猛に貪欲に。
飛べることの喜びを全身で感じながら
すべてを食らい尽くせ。
飢えた気持ちを決して忘れず獰猛に貪欲に。
PON
pop'nとDDR代表はTAN1CHU!
TAN1CHUは3人の中でも「ゲームミュージック」が得意なクリエーターだと思っています。
個人的にはリズムギミックの入れ方が自分に似てるような気がしてて、
おそらくTAN1CHUの頭の中でも譜面の展開を思い浮べて作っているんじゃないでしょうか。
まさにちょこまかとしたハムスターのようなイメージの曲ですが、
ギミックや変拍子、サビの盛り上がり方など、音楽ゲームのツボを抑えた仕上がりで、さすがのPONも
「ちょっ!おまっ!ずるいじゃないか!…お前ったら…きゅん(照れ)」となってしまいました。
今後も期待していますので、どんどん照れさせてください。
TAN1CHUは3人の中でも「ゲームミュージック」が得意なクリエーターだと思っています。
個人的にはリズムギミックの入れ方が自分に似てるような気がしてて、
おそらくTAN1CHUの頭の中でも譜面の展開を思い浮べて作っているんじゃないでしょうか。
まさにちょこまかとしたハムスターのようなイメージの曲ですが、
ギミックや変拍子、サビの盛り上がり方など、音楽ゲームのツボを抑えた仕上がりで、さすがのPONも
「ちょっ!おまっ!ずるいじゃないか!…お前ったら…きゅん(照れ)」となってしまいました。
今後も期待していますので、どんどん照れさせてください。














腕を組んだdj TAKAを前に、若手三人が並んでいた。
KE!JU、TAN1CHU、めめめ。
空気が張り詰める。
「KE!JU」
低く響く声に、背筋が跳ねた。
「はい」
「お前は──ギタドラとボルテを背負う"漢"になれ」
その瞬間、世界のBPMがわずかに上がった気がした。
数日後、KE!JUはPCの前で不敵に笑っていた。
作り上げたデータには、己の速さの限界点、指を狂わせる完璧な配置、容赦ないラス殺しをこれでもかと詰め込んである。
これこそが最強の証明だと、胸の鼓動が告げていた。
だが──。
「BPM200なんてバラードだよw」
背後から降ってきたU1-ASAMiの一言に、指先が凍りついた。
GREAT…
GREAT…
BAD。
思考の奥で判定が弾ける。KE!JUは奥歯を噛み締め静かに泣いた。
横でSYUNNが冷めたコーヒーのカップを揺らす。
「もっと強くしていいんじゃない?」
一拍置いて、続ける。
「……それ、誰に向けて叩かせてんの?」
KE!JUは答えられなかった。
Coyaanが静かに続ける。
「いや、その前に“問い”が弱い。プレーヤーに何を考えさせたいのかが見えない」
PHQUASEが小さく笑う。
「ハハッ!まだまだ優しいんじゃね、それ」
KE!JUは、何も言い返せなかった。
地獄のような模索が始まった。
まず足を踏み入れたのは、SDVXのバグの海。
つまみが唸り、レーザーが空間をねじ曲げる。直線だったはずの軌道がねじれ、交差し、常識を裏切る。
「読み切るんじゃない……感じろ……!」
KE!JUは必死にリズムを掴む。
遠くでPHQUASEが笑う。
「そうだ!それだ。もっと振り切れ!フハハハ!!」
次に訪れたのは、DDR神社。
四方から容赦なく迫るステップ。表拍を信じた身体が裏切られ、三半規管が悲鳴を上げる。
だが、スニーカーの底が床を焦がすたび、泥臭い何かが胸に湧き上がった。
「これは試されてるんじゃない……楽しませようとしてる!」
理不尽な暴力のなかに、狂気的な愛がある。
石段に座るCoyaanが、小さく顎を引いた。
「ズレに意味があるんだ。そこに人は引っかかる」
最後に登ったのは、GITADORAの塔。
無数のノーツが積み重なり、連打が降り注ぐ。ミスすれば崩壊。それでも、叩き続ける。
「繋ぐってのは義務じゃない……気持ちいいから繋ぐんだ!」
酸欠の脳で頂上を見上げた瞬間。
空気を切り裂く、鋭いギターの一音が鼓膜を震わせた。
振り向くと、Yvyaがいた。
何も言わず、演奏を始める。
目にも留まらぬ指の動き。
だが、激流のような音圧のなかで、一音一音の輪郭が驚くほど鮮明に粒立っている。
「難しいだけなら誰でも作れる」
ピックが弦を弾く。
「だが、“弾ける形”にするのが本物だ」
加速するリフ。なのに、身体が自然とリズムを刻んでしまう。
「気持ちよく叩けるか。そこまで設計しろ」
最後のフレーズが鳴り終わる。
だが、その一音一音は、まるで“答え”のように残り続けていた。
KE!JUは荒い呼吸のまま、その背中を見つめた。
Yvyaはギターのボリュームノブを絞り、短く呟く。
「限界は押し付けるんじゃない。越えさせるものだ」
帰り道、世界の見え方が変質していた。
赤信号の点滅、電車の軋むブレーキ音、すれ違う人々の不規則な足音。
すべてがレーンを流れるノーツに見える。
ポケットの中で指が勝手に跳ね、空中で見えない鍵盤を狂ったように叩く。
「体がどんどんBEMANIZEDされていく……この感覚……最高だ……!」
冷たい鳥肌が腕を駆け巡る。恐ろしいはずなのに、その圧倒的な速度が、
じわじわと細胞の隅々まで塗り替えていく快感に震えていた。
審査の日。
TAN1CHUの曲はオリエンタルな変拍子フレーズと破壊的な音圧で空間を押し潰し、
めめめの曲は練り上げられたサウンドと予想を裏切る展開で聴く者の感覚を狂わせた。
そしてKE!JUの曲。
終盤の絶望的な配置の後、沈黙。
dj TAKAは目を閉じた。
「KE!JU」
「はい」
「これは最強じゃない」
「な…なぜですか……」
「お前の音は、プレーヤーを信じていない」
その一言は、どんなMISSよりも深く突き刺さった。
帰り道、街のボリュームノブが完全にゼロへと絞られたようだった。
雑踏のノイズはあるはずなのに、鼓膜を素通りしていく。
「俺は全力でやっただろ……」
吐き出した息が白く濁る。だが、ふと脳裏に、あの冷めたコーヒーの匂いとともにSYUNNの声がよみがえった。
──「それ、誰に向けて叩かせてんの?」
自分の譜面は、ただの独りよがりの壁だった。対峙する“相手”の顔を見ていなかった。
「……ああ、そういうことか」
KE!JUは目を閉じ、深く息を吸い込んで吐き出すと、鍵盤から手を離して最後の工程へと向かった。
だが、モニターを見つめる手がふと止まる。どうしても通らなければならない門が、まだ一つ残っていた。
「……せっかくなら、全部やるか」
彼は、ある人物のデスクの前で深く頭を下げた。
「スティンガー先生……お願いできますか」
メールの送信ボタンを押した指先が、わずかに汗ばんでいた。
──数日後。
送られてきた画像データを開いた瞬間、KE!JUは息をすることすら忘れた。
「……なんだ、これ……」
画面の向こうから、冷徹な“断罪”の概念そのものが殴りつけてきた。
自分が音で表現しようともがいていた世界が、言葉を超える精度で視覚化されている。
クリエイターの魂の奥底を、完全に抉り取られていた。
「……俺より分かってるじゃないですか」
乾いた笑いが漏れる。
「もう曲よりジャケットを見てほしいかもしれないな……」
そして、ぽつりと溢れた。
「……いや、むしろ俺が断罪されたいな…」
その言葉の響きに、自らの思考が急ブレーキをかける。
「……俺が?」
脳内で、バラバラだったピースが一気に噛み合った。
音と視覚。
作り手とプレーヤー。
鏡のように、互いを。
「──ミメシス」
プレーヤーの指の動き、癖、判断の遅れ、そして襲いかかる恐怖。そのすべてを鏡のように写し取る譜面。
序盤は優しく、まるで迎え入れるように始まる。
だが叩くほどに譜面は牙を剥いて応える。
癖をなぞり、絶妙にリズムを揺らし、こちらの思考の先回りをしてくる。
「これは……俺の曲じゃない…!"俺だけ"の曲じゃない!」
鍵盤を叩く指に血が通う。
「プレーヤーとの……対話だ……!」
そして終盤。ミメシスは変質する。
写すだけでは終わらない。
プレーヤーの選択を裏切り、それでも導く。
「お前はここでこう動く──だが、その先へ行けるか?」
目の前を埋め尽くす理不尽な配置。しかし、指はその美しさに吸い寄せられていく。
逃げ出したいほどのプレッシャー。なのに、もっと叩き続けたいと魂が叫ぶ。
指が跳ねる。身体が勝手に駆動する。
タイトル──断罪のミメシス。
最後の1音がスタジオのスピーカーから消える。
dj TAKAは、静かに、ゆっくりと目を開いた。
「……KE!JU」
「はい」
「これは何だ」
「プレーヤーの模倣です。そして、その先にあるものです」
「……そうか」
張り詰めた沈黙。次の瞬間、dj TAKAの口元がわずかに吊り上がった。
「それでいい」
帰り道、街のノイズはいつも通りの退屈な音に戻っていた。
KE!JUは、夜の帳が下りる空を見上げる。
「……断罪、か」
胸に残るのは、敗北の悔しさでも、未知への恐怖でもなかった。
ただ、自分と、まだ見ぬプレーヤーの境界線が完全に溶けてなくなった確信だけだった。
小さく、熱い息を吐き出す。
「……PERFECT、だな」
誰もいない夜道で、少しだけ誇らしげに口元を緩めた。
【あとがき】
こんにちワン!犬JUです!
や~~~、納涼祭、始まってますね!みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
リングポテトにチョコバナナにフランクフルト!かき氷はブルーハワイ!
夏祭りはおいしいものがいっぱいあってワクワクしちゃいますね!
今回は拙作「断罪のミメシス」が出来た過程を書かせていただきました!いや~大変だったな~~
頑張って作ったのでいっぱい楽しんでほしい!よろしくお願いします!
ではまた!
※この物語は基本的にフィクションです(笑)