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投票選抜戦2013

日本プロ麻雀連盟 投票選抜戦2013

第三章 「初級者、攻め」



初心者のときはアガることに重点をおいてきました。
これからはトップをとるために、アガることに重点をおきます。
ここで大事なことは 打点、テンパイまでのスピード、アガリ易さのバランスの打牌を選ぶことに
なります。

例題
東1局 東家 ドラ北 3巡目
ここでは何を切るでしょうか?
打点は、シャンポンに受けてツモれば満貫。出アガリはどちらに受けても同じです。
アガリ易さは、枚数の分だけリャンメンのほうが強いでしょう。
よって、この場合は同価値ということになり優劣はありません。

例題
東1局 東家 ドラ四 6巡目
この場合は、リャンメンで受けても、リーチ・ツモ・ドラ1の点パネとなり、2,600オールあるのでリャンメンの方が有利になります。

今度は少し立体的に考えてみましょう。
例題
ここで私の手牌はチートイツの1シャンテンになりました。
関連牌の中で、四が1枚切れているので四打ちとなりそうですが、マンズは1番安い色なので山にいる確率が高いと言えます。
あと対面の捨て牌をみると、ソ―ズのホンイツ模様なのでここでは打3とします。
例えば例1でピンズが安くて、ソ―ズが高ければリャンメンに受けるほうが実戦的といえるでしょう。
見えている枚数ではなく、山に残っていそうな枚数がアガリやすさになります。

今度は鳴きについて考えてみましょう。
例題
3をツモって1シャンテンのところに白がでました。
他者の捨て牌を見ると、全員の捨て牌がおとなしく、あまり速そうな人はいないように見えます。
ここはスピードとアガリやすさを重視してポンテンをとります。
稀に我慢して、リーチ一発ツモ、裏ドラなどをアガれる場合もありますが、相手に先手を取られた
ときに、打点もなくオリにまわらせられることになりそうなので、ここは1,000点でアガっておく
ことの方が実戦的です。

例題
九をツモって1シャンテンになりました。
満貫級のアガリをものにしたいところです。
この場合は、鳴いてホンイツにいくのが基本だと思います。
九から鳴くのはちょっと勿体ない気がします。
鳴いたあとは、どうせホンイツと読まれそうな捨て牌ですので、先にドラから捨てて踏み込んだ
ほうが、他者から攻め込まれたときに押し返しやすくなります。

第四章「初級者、受け」はこちら




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