MUSIC
リリーゼと炎龍レーヴァテイン
OLDSTYLE GAMEMUSIC/黒猫ダンジョン
Sound / 黒猫ダンジョン
Movie / いそにん
仕事中に紅茶を飲むと、すぐトイレに行きたくなるよね…
そんな事をひとり思いながら、会社のトイレで手を洗っていたときのことです。
「やめて!もう、…ぶたないで!」
どこか遠くの方から誰かの声が。
不思議なことに、その声は足元から聞こえます。
しかし、辺りを見渡せど声の主は見つかりません。
ふと洗面台下を覗くと、床にはめ込まれたタイルが一枚、不自然にズレているではありませんか。
そっとタイルをはずすと、下から取っ手のようなものが出てきました。
もしやこれは、地下室への秘密扉なのでは…
わたしは確信に満ちた思いで他のタイルもバリバリと剥がしていきました。
すると、ちょうど人ひとりが通れるような小さな扉が顔を出しました。
そう、まさにご家庭でぬか床などを収納しておける、床下倉庫。その扉に近いものでした。
声の主はこの下にいる!
急いで助けなければ!わたしが!
扉に手をかけた瞬間、私はふと思いました。
こういう出来事、前もあったな。
大体このあと、関係ないはずのTOMOSUKEさんが何故か出てきて、
ギンギンの眼で黒ダン様のお告げを言って、去っていくな。
そう確信しました。
気のせい。
私は気のせいということにしました。
扉の取っ手からそっと手を離して、もう一度手を洗って、タイルも全部元にもどして、
自分の席に帰りました。
聞かなかったことにしよう。
でも、現実はそんなに甘くはありませんでした。
目が覚めたら、素敵で完璧なムービーが仕上がってないかな、とか本気で祈りましたが無理でした。
神社でも祈願したのに無理でした。
ムービーつくれる!嬉しい!でもうまくつくれない!ナンデナンデ!
終始そんな理想と現実の狭間でもがき続ける永遠のモラトリアムウーマンとなりました。
あと、リリーゼちゃんフリル多い。
フリル部分だけが引き千切られるシーンを挟もうかと何度も思いましたが、
さすがにどう説明付けたらいいか分からず諦めました。
そんな事をひとり思いながら、会社のトイレで手を洗っていたときのことです。
「やめて!もう、…ぶたないで!」
どこか遠くの方から誰かの声が。
不思議なことに、その声は足元から聞こえます。
しかし、辺りを見渡せど声の主は見つかりません。
ふと洗面台下を覗くと、床にはめ込まれたタイルが一枚、不自然にズレているではありませんか。
そっとタイルをはずすと、下から取っ手のようなものが出てきました。
もしやこれは、地下室への秘密扉なのでは…
わたしは確信に満ちた思いで他のタイルもバリバリと剥がしていきました。
すると、ちょうど人ひとりが通れるような小さな扉が顔を出しました。
そう、まさにご家庭でぬか床などを収納しておける、床下倉庫。その扉に近いものでした。
声の主はこの下にいる!
急いで助けなければ!わたしが!
扉に手をかけた瞬間、私はふと思いました。
こういう出来事、前もあったな。
大体このあと、関係ないはずのTOMOSUKEさんが何故か出てきて、
ギンギンの眼で黒ダン様のお告げを言って、去っていくな。
そう確信しました。
気のせい。
私は気のせいということにしました。
扉の取っ手からそっと手を離して、もう一度手を洗って、タイルも全部元にもどして、
自分の席に帰りました。
聞かなかったことにしよう。
でも、現実はそんなに甘くはありませんでした。
目が覚めたら、素敵で完璧なムービーが仕上がってないかな、とか本気で祈りましたが無理でした。
神社でも祈願したのに無理でした。
ムービーつくれる!嬉しい!でもうまくつくれない!ナンデナンデ!
終始そんな理想と現実の狭間でもがき続ける永遠のモラトリアムウーマンとなりました。
あと、リリーゼちゃんフリル多い。
フリル部分だけが引き千切られるシーンを挟もうかと何度も思いましたが、
さすがにどう説明付けたらいいか分からず諦めました。
富裕層の間では「龍を食らう者には幸福がおとずれる」とまことしやかに囁かれていた。
やがて、龍の肉は表向きには「禁忌」とされながらも、国王や貴族達の間で高額で取引されはじめた。
ここにオブシディアンといわれる闇の組織があった。
屈強な戦士や高等魔術師などを雇い、龍の巣から龍の子供をさらわせ解体し、肉を富裕層に高額で売る闇組織である。
莫大な富を得て膨張したオブシディアンは、多数の傭兵を支配下に置き今や一国を思うままに操るほどの力を得ていた。
リリーゼはオブシディアンの頂点に立つ男の末娘として極めて裕福な家に生まれ、組織の者達にもとても可愛がられて育った。
いつものように傭兵達が龍の子を運んできて、そのまま解体場に連れられて行く光景。
リリーゼにとっては何も変わらない日常のはずであったが、その日は何故かひどく気になった。
傭兵に連れられながら、力無い瞳でリリーゼを見つめる赤い子供の龍。
父親に泣いて頼み、自分のペットにしたその赤い龍の子供はレ―ヴァテインと名付けられた。
子供をさらわれた龍の巣の龍達は人間を激しく憎んでいった。
数々の村が龍の容赦ない襲撃を受け滅びてゆく。
家族を失った人間達もまた、龍を強く憎むようになった。
そんな中、ドラゴンキラーとよばれる勇者とその仲間達による龍退治が大々的に始まった。
ドラゴンキラーの一行は冒険の途中で、オブシディアンの本拠地を見つけ出した。
――災厄よ、悪よ、この正義の力のもとに朽ちよ!
そんな言葉と共に、次々に倒されていくオブシディアンの者達。
それはリリーゼの目の前で行われる、親、兄弟、親族、友達の処刑であった。
一族と家を失った、レ―ヴァテインとリリーゼはあてもなく彷徨う事となった。
龍を連れた娘は行く先々で忌み嫌われ、多くの迫害を受けた。
しかし、それでもリリーゼはレーヴァテインと決して離れる事は無かった。
そして、リリーゼの運命は同じく龍をつれた娘と出会う事によって大きく変化していくこととなる――。
ニャ!
そんなわけで、またまたきたニャ!
黒猫ダンジョンニャ。
今回のお話は今までの黒ダンシリーズ曲の中で最も過去のお話ニャ。
モード、リリーゼ、勇者。
物語で重要な三者が初めて邂逅した時のお話でもあるニャ。
RPGと言えば、自分が勇者になって悪を倒すのがお決まりの事ニャ。
でも、果たしてそれがその世界において本当に正解なのかは
全ての立場に立ってみないと分からない事ニャ。
黒ダンの物語は、そんな思いで
ボス側の視点に立った物語とも言えるニャ。
さあ、全滅するがよい…
ニャ!