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NEW SONG
金野火織の金色提言
音ゲー賛美歌
DJ TECHNORCH feat.宇宙★海月
Sound / DJ TECHNORCH
弌、金野火織の好きな「ソレ」には理由がない
弍、金野火織の好きな「ソレ」は全て偶然に決まっている
弎、金野火織の好きな「ソレ」に誇りを持てるかどうかは自分が決めることである
亖、金野火織は今の自分を高める為にかつて自分が好きであった「ソレ」を決してけなさない
〓
、金野火織は自分で決めたい
かつて、とあるゲームで世界一になったある人はその時の気持ちをTVで尋ねられ、こう応えた。
「恥ずかしいですね。だって、褒められない。やるとむしろ怒られるもので世界一になって、"すごいね 世界一なんだ"って周りに言われて、うれしい気持ちにならなくないですか?普通。」
そのある人は日本初のプロゲーマーとなり、その分野の第一人者となった。
音ゲーから受けた御恩を全てこの音ゲーでお返ししたい。「金野火織の金色提言」はそんな歌です。私が学生時代、ゲームに関して最も苦しんだことはゲームに対する「罪悪感」でした。「本当」はやらなければいけないことがあるのに、大好きなゲームだけをしていて私の人生は「不全」である。この「不全感」が「罪悪感」に繋がり、私をかなりの期間苦しませました。私が学生だった頃から大体20年が経過した今、世の中の多様性許容度は格段にあがりました。もはや今の社会に「普通」はありません。その「本当」は本当ですか?その「普通」は普通ですか?もしかしたら、今なら当時の私と同じ思いをしている誰かを手助けできる歌が作れるかもしれない。それこそが私の音ゲーへの恩返しになるのかもしれないと考えました。
あなたは自分が好きな「ソレ」に誇りを持っていますか、それともその好きな「ソレ」を後ろめたく思いますか。「金野火織の金色提言」は世の中のほとんどの人にとって必要がない歌です。しかし、もしあなたが数少ない後者であるのならば、私はそんなあなたの為にこそこの恩返しの歌を作りました。
学校へあまり行かない学生時代の私にとって、唯一の居場所は新宿チルコポルトというゲームセンターでした。そこはとても素敵な場所でした。beatmaniaやDanceDanceRevolutionがとても沢山置いてあるのです。学生の財布には限界がありますのですぐにゲームが出来なくなってしまうのですが、チルコの音ゲーコーナーには順番待ちの為であるようでないような休憩用の長椅子がありました。時には朝から晩までこのチルコにいるのに、この長椅子のお陰で私はついに安心出来る居場所を得ました。ある貧困少年達へのインタビュー本に、彼らへ当時何があったら一番嬉しかったかと問うた質問がありました。彼らはこう応えています。
「ご飯が出てくるゲームセンターが欲しかった」
胸が締め付けられました。居場所を探していたのは私だけではなかったのです。
私は一年中他の音ゲーマーのプレイをずっと見ていました。でも彼らとはついに一人も友達になれませんでした。私は私が考える「普通」になりたくて、「ソレ」をやることにとてつもない罪悪感がありました。何故「ソレ」が好きであるかに理由はないのです。偶然やっていて、やっているから好きになるのです、順番は逆であり、そこには理由がないのです。
【好きだからこそやるんじゃない】
【やってるからこそ好きなんだ】
【何か知らんが心が動く】
でも何故「ソレ」が好きかを説明できない事よりも、「ソレ」が好きであると胸を張れない自分が一番惨めでした。その惨めさと後ろめたさが周りに伝わるのでしょう。「ソレ」をやる事自体に猛烈な罪悪感を覚えるオドオドとした人間と、誰が友達になりたいと思うでしょうか。何が好きかは偶然決まります。でも好きなものに胸を張れるかどうかは自分が決めることなんです。音ゲーは喋りません。だからまず私が決め、私の方から言うべきだったのです。
【私の青春ゲームです】
友達が一人もいない私にとってこそ【ゲームは友達】だったのです。
私が人生の全時間をかけている大好きな音ゲー。【私の青春ゲームです】それさえ認めていたらあの七年間はあれ程辛い時間ではなかったのではないでしょうか。でもそんな辛い時間をせめて生きてこれたのは「HELL SCAPER / L.E.D.Light-G」という曲に「偶然」出会えたからです。私はとても幸福な方だと思います。
かなりの時間が経ち、私は「HELL SCAPER -Last Escape Remix-」の公式楽曲コメントで、音ゲーをやっていたお陰で夢が叶い、あの辛く長かった時間に全て意味があったことを知ったのだと綴りました。全ての時間に意味があり、夢は叶う。当時は心の底からそう思いその通り綴りました。でも、時間が経ち、少しだけ伝え方を変えるべきだと考えなおしました。
長椅子に朝から晩まで座って他人のプレイをひたすら眺めていた私に向かって「君のこの辛く苦しい時間は十年後に報われるし、意味があるから大丈夫!」と伝えることにどれ程の意味があるのでしょうか。私はその時の「今」が辛く、その時の「今」が限界だったのです。だから誰かにこう断言して欲しかった。私がやっているゲームには何の意味もありません、それが出来ても【何の役にも立ちません】ただ【生きる希望が湧いて】くるだけなんだ、そしてそれは【自分で決め】ていい事なんだと言ってほしかったのです。本当は全ての時間に意味があり、願いは叶います。でもそんな言葉は「今」が限界まで辛い私にとっては何の意味もありません。
【何でそこまで必死なのかね ゲームが死ぬほど好きだから】
【他にやること無いんですかね ゲームをやるため生きてます】
【それが出来たら何になるのよ 何の役にも立ちません】
【それが出来たら何になるのよ 生きる希望が湧いてきます】
音ゲーは喋りません。私は一人でゲームに罪悪感を抱えてゲームをし続けていました。先人は社会や親御さんの目から子供達を守るべく【魔法の言葉で全てを解決】してきました。子供達に少しでも罪悪感を与えないために、【魔法の言葉】で子供達と世間の間に制約を成約しました。あれからもう何年経ったのでしょう。私達はもう、自分で決められるのではないでしょうか。
【なんか知らんが 心が動く あなたのそれは何ですか】
これを問われた瞬間頭の中に浮かんだ「ソレ」こそが私の、あなたの青春であり、人生です。「ソレ」はあなたにとってこの曲ではないかも知れない。音ゲーは喋りません。だから私はあなたに「ソレ」が好きであることに胸を張って生きてほしいと「喋る音ゲー」賛美歌を作りました。この歌は最後のほんの一押しなんです。あなたが今から「ソレ」を恥じずに生きてくれさえすれば、あなたにはもうこの歌は必要ありません。
―――――――――――――――――――――
金野火織は提言する
あなたが今熱中している「ソレ」は
あなたの青春であり
あなたの友達であり あなたの人生をかけるに値するものである
―――――――――――――――――――――
一つお願いがあります。もしあなたの人格が成熟し、興味の対象が「ソレ」から別の次元の「アレ」へと移った時、どうか今のあなたを高めるために過去あなたが好きだった「ソレ」をおとしめる事はやめて下さい。あなたの青春を辱め、あなたがあなたを辱めることをどうかやめてください。
【好きを貶して自画自賛ですか?子供笑うな来た道だ】
【金野火織は自分で決めたい】
最後に「金野火織」の気持ちを完全に歌いきってくれた宇宙★海月と、そして「金野火織の金色提言」の映像に感謝の気持ちを伝えさせてください。あの時の私はあのようにゲームセンターの誰かに声をかけてもらいたく、あのように音ゲーの良さを伝え合う仲間が欲しかったのです。画面には音ゲーをプレイする二人が映り、そして、映像モードを手元カメラにすれば本当に二人で音ゲーを打鍵し合う状態になるのです。完成した映像を見てあまりの嬉しさに涙が出ました。私は本当は、私の好きな「ソレ」に胸を張り、そしてああいった幸福な時間を過ごしたかったのです。この映像にはその願いの全てが映っていました。この素晴らしい映像を創って頂き、本当にありがとうございました。心から感謝致します。
Movie / BEMANI Designers "NAGI"
東京神話に続き、DJ TECHNORCHさんと宇宙★海月さんのタッグの楽曲を速攻挙手で担当させていただきました。
曲を初めて聞いたときは「東京神話路線かな?」と思ったのですが、よくよく歌詞を聞いてみると…これは…IIDXのことを歌っている…しかも魂の叫びをヒシヒシと感じる…。
これはこちらも同じ気持ちで挑むべきだな…と背筋を伸ばして制作に取りかかりました。
"生きる希望が湧いてきます"が個人的に特に好きで、声が際立ってほしかったので映像OFFにしました。
「かなり真剣な主張…ゲームをやっている時間は最終的には無駄じゃない、君はだめな人間じゃない、という事をフォーカスしてほしい」という要望がDJ TECHNORCHさんから来たとL.E.D.さんから伝えられまして、自分なりに表現してみました。
歌詞から金野火織さんは苦悩してもがいているキャラクターなんだろうな…と思い、重くいくかどうするか悩んだのですが、あえて重くなりすぎないようにまとめました。
苦悩の中に希望を見出す展開も考えたのですが、今回は”自分で決めたい”キャラクターにして引っ張ってもらおうと思ったのです。
御要望に添えているか心配だったのですが、コメントを拝読して、お気持ちを汲めていたようで良かった…と、ホッと胸をなでおろしました。
今回はDOLCE.さんにも御協力いただきました!
未配信の曲ということもあり事前に曲と譜面をお見せ出来ず、撮影当日にぶっつけ本番でプレーいただきました。
目の前で運指を拝見する機会が今までなかったので、今回初めて真横で見させていただいて…本当すごかったです。
ここまで来ると、なんていうか芸術の域だなと思いました。
表現する語彙力がない。
御協力いただき、深く御礼申し上げます。
黙々と作業をしていると様々な思考が脳内を駆け巡るのですが、はたして誰かの大切な時間を満たすことが出来ているのだろうかと考えることがあります。
食や医療などのように、人間が生きていく上で絶対必要…というわけではない、娯楽という存在。
うまく言えないのですが、時々なんとも言えない思いに駆られます。
今回この曲を聞いて、こちらも救われたような気持ちになりました。
ありがとうございました。
少しでも誰かの心の支えや人生のスパイスになれるよう、これからも頑張ります。
余談ですが、毎度のことながら締め切り前に冷や汗ダラダラになっていたら、HESさんが横から「頑張れ!頑張れ!」とエールを送ってくださいました。
元気が出ました、ありがとうございましたw
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弍、金野火織の好きな「ソレ」は全て偶然に決まっている
弎、金野火織の好きな「ソレ」に誇りを持てるかどうかは自分が決めることである
亖、金野火織は今の自分を高める為にかつて自分が好きであった「ソレ」を決してけなさない
〓、金野火織は自分で決めたい
かつて、とあるゲームで世界一になったある人はその時の気持ちをTVで尋ねられ、こう応えた。
「恥ずかしいですね。だって、褒められない。やるとむしろ怒られるもので世界一になって、"すごいね 世界一なんだ"って周りに言われて、うれしい気持ちにならなくないですか?普通。」
そのある人は日本初のプロゲーマーとなり、その分野の第一人者となった。
音ゲーから受けた御恩を全てこの音ゲーでお返ししたい。「金野火織の金色提言」はそんな歌です。私が学生時代、ゲームに関して最も苦しんだことはゲームに対する「罪悪感」でした。「本当」はやらなければいけないことがあるのに、大好きなゲームだけをしていて私の人生は「不全」である。この「不全感」が「罪悪感」に繋がり、私をかなりの期間苦しませました。私が学生だった頃から大体20年が経過した今、世の中の多様性許容度は格段にあがりました。もはや今の社会に「普通」はありません。その「本当」は本当ですか?その「普通」は普通ですか?もしかしたら、今なら当時の私と同じ思いをしている誰かを手助けできる歌が作れるかもしれない。それこそが私の音ゲーへの恩返しになるのかもしれないと考えました。
あなたは自分が好きな「ソレ」に誇りを持っていますか、それともその好きな「ソレ」を後ろめたく思いますか。「金野火織の金色提言」は世の中のほとんどの人にとって必要がない歌です。しかし、もしあなたが数少ない後者であるのならば、私はそんなあなたの為にこそこの恩返しの歌を作りました。
学校へあまり行かない学生時代の私にとって、唯一の居場所は新宿チルコポルトというゲームセンターでした。そこはとても素敵な場所でした。beatmaniaやDanceDanceRevolutionがとても沢山置いてあるのです。学生の財布には限界がありますのですぐにゲームが出来なくなってしまうのですが、チルコの音ゲーコーナーには順番待ちの為であるようでないような休憩用の長椅子がありました。時には朝から晩までこのチルコにいるのに、この長椅子のお陰で私はついに安心出来る居場所を得ました。ある貧困少年達へのインタビュー本に、彼らへ当時何があったら一番嬉しかったかと問うた質問がありました。彼らはこう応えています。
「ご飯が出てくるゲームセンターが欲しかった」
胸が締め付けられました。居場所を探していたのは私だけではなかったのです。
私は一年中他の音ゲーマーのプレイをずっと見ていました。でも彼らとはついに一人も友達になれませんでした。私は私が考える「普通」になりたくて、「ソレ」をやることにとてつもない罪悪感がありました。何故「ソレ」が好きであるかに理由はないのです。偶然やっていて、やっているから好きになるのです、順番は逆であり、そこには理由がないのです。
【好きだからこそやるんじゃない】
【やってるからこそ好きなんだ】
【何か知らんが心が動く】
でも何故「ソレ」が好きかを説明できない事よりも、「ソレ」が好きであると胸を張れない自分が一番惨めでした。その惨めさと後ろめたさが周りに伝わるのでしょう。「ソレ」をやる事自体に猛烈な罪悪感を覚えるオドオドとした人間と、誰が友達になりたいと思うでしょうか。何が好きかは偶然決まります。でも好きなものに胸を張れるかどうかは自分が決めることなんです。音ゲーは喋りません。だからまず私が決め、私の方から言うべきだったのです。
【私の青春ゲームです】
友達が一人もいない私にとってこそ【ゲームは友達】だったのです。
私が人生の全時間をかけている大好きな音ゲー。【私の青春ゲームです】それさえ認めていたらあの七年間はあれ程辛い時間ではなかったのではないでしょうか。でもそんな辛い時間をせめて生きてこれたのは「HELL SCAPER / L.E.D.Light-G」という曲に「偶然」出会えたからです。私はとても幸福な方だと思います。
かなりの時間が経ち、私は「HELL SCAPER -Last Escape Remix-」の公式楽曲コメントで、音ゲーをやっていたお陰で夢が叶い、あの辛く長かった時間に全て意味があったことを知ったのだと綴りました。全ての時間に意味があり、夢は叶う。当時は心の底からそう思いその通り綴りました。でも、時間が経ち、少しだけ伝え方を変えるべきだと考えなおしました。
長椅子に朝から晩まで座って他人のプレイをひたすら眺めていた私に向かって「君のこの辛く苦しい時間は十年後に報われるし、意味があるから大丈夫!」と伝えることにどれ程の意味があるのでしょうか。私はその時の「今」が辛く、その時の「今」が限界だったのです。だから誰かにこう断言して欲しかった。私がやっているゲームには何の意味もありません、それが出来ても【何の役にも立ちません】ただ【生きる希望が湧いて】くるだけなんだ、そしてそれは【自分で決め】ていい事なんだと言ってほしかったのです。本当は全ての時間に意味があり、願いは叶います。でもそんな言葉は「今」が限界まで辛い私にとっては何の意味もありません。
【何でそこまで必死なのかね ゲームが死ぬほど好きだから】
【他にやること無いんですかね ゲームをやるため生きてます】
【それが出来たら何になるのよ 何の役にも立ちません】
【それが出来たら何になるのよ 生きる希望が湧いてきます】
音ゲーは喋りません。私は一人でゲームに罪悪感を抱えてゲームをし続けていました。先人は社会や親御さんの目から子供達を守るべく【魔法の言葉で全てを解決】してきました。子供達に少しでも罪悪感を与えないために、【魔法の言葉】で子供達と世間の間に制約を成約しました。あれからもう何年経ったのでしょう。私達はもう、自分で決められるのではないでしょうか。
【なんか知らんが 心が動く あなたのそれは何ですか】
これを問われた瞬間頭の中に浮かんだ「ソレ」こそが私の、あなたの青春であり、人生です。「ソレ」はあなたにとってこの曲ではないかも知れない。音ゲーは喋りません。だから私はあなたに「ソレ」が好きであることに胸を張って生きてほしいと「喋る音ゲー」賛美歌を作りました。この歌は最後のほんの一押しなんです。あなたが今から「ソレ」を恥じずに生きてくれさえすれば、あなたにはもうこの歌は必要ありません。
―――――――――――――――――――――
金野火織は提言する
あなたが今熱中している「ソレ」は
あなたの青春であり
あなたの友達であり あなたの人生をかけるに値するものである
―――――――――――――――――――――
一つお願いがあります。もしあなたの人格が成熟し、興味の対象が「ソレ」から別の次元の「アレ」へと移った時、どうか今のあなたを高めるために過去あなたが好きだった「ソレ」をおとしめる事はやめて下さい。あなたの青春を辱め、あなたがあなたを辱めることをどうかやめてください。
【好きを貶して自画自賛ですか?子供笑うな来た道だ】
【金野火織は自分で決めたい】
最後に「金野火織」の気持ちを完全に歌いきってくれた宇宙★海月と、そして「金野火織の金色提言」の映像に感謝の気持ちを伝えさせてください。あの時の私はあのようにゲームセンターの誰かに声をかけてもらいたく、あのように音ゲーの良さを伝え合う仲間が欲しかったのです。画面には音ゲーをプレイする二人が映り、そして、映像モードを手元カメラにすれば本当に二人で音ゲーを打鍵し合う状態になるのです。完成した映像を見てあまりの嬉しさに涙が出ました。私は本当は、私の好きな「ソレ」に胸を張り、そしてああいった幸福な時間を過ごしたかったのです。この映像にはその願いの全てが映っていました。この素晴らしい映像を創って頂き、本当にありがとうございました。心から感謝致します。 Movie / BEMANI Designers "NAGI" 東京神話に続き、DJ TECHNORCHさんと宇宙★海月さんのタッグの楽曲を速攻挙手で担当させていただきました。
曲を初めて聞いたときは「東京神話路線かな?」と思ったのですが、よくよく歌詞を聞いてみると…これは…IIDXのことを歌っている…しかも魂の叫びをヒシヒシと感じる…。
これはこちらも同じ気持ちで挑むべきだな…と背筋を伸ばして制作に取りかかりました。
"生きる希望が湧いてきます"が個人的に特に好きで、声が際立ってほしかったので映像OFFにしました。
「かなり真剣な主張…ゲームをやっている時間は最終的には無駄じゃない、君はだめな人間じゃない、という事をフォーカスしてほしい」という要望がDJ TECHNORCHさんから来たとL.E.D.さんから伝えられまして、自分なりに表現してみました。
歌詞から金野火織さんは苦悩してもがいているキャラクターなんだろうな…と思い、重くいくかどうするか悩んだのですが、あえて重くなりすぎないようにまとめました。
苦悩の中に希望を見出す展開も考えたのですが、今回は”自分で決めたい”キャラクターにして引っ張ってもらおうと思ったのです。
御要望に添えているか心配だったのですが、コメントを拝読して、お気持ちを汲めていたようで良かった…と、ホッと胸をなでおろしました。
今回はDOLCE.さんにも御協力いただきました!
未配信の曲ということもあり事前に曲と譜面をお見せ出来ず、撮影当日にぶっつけ本番でプレーいただきました。
目の前で運指を拝見する機会が今までなかったので、今回初めて真横で見させていただいて…本当すごかったです。
ここまで来ると、なんていうか芸術の域だなと思いました。
表現する語彙力がない。
御協力いただき、深く御礼申し上げます。
黙々と作業をしていると様々な思考が脳内を駆け巡るのですが、はたして誰かの大切な時間を満たすことが出来ているのだろうかと考えることがあります。
食や医療などのように、人間が生きていく上で絶対必要…というわけではない、娯楽という存在。
うまく言えないのですが、時々なんとも言えない思いに駆られます。
今回この曲を聞いて、こちらも救われたような気持ちになりました。
ありがとうございました。
少しでも誰かの心の支えや人生のスパイスになれるよう、これからも頑張ります。
余談ですが、毎度のことながら締め切り前に冷や汗ダラダラになっていたら、HESさんが横から「頑張れ!頑張れ!」とエールを送ってくださいました。
元気が出ました、ありがとうございましたw