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HEISEI
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ELECTRONIC RHAPSODY
BEMANI Sound Team "dj TAKA"
Sound / BEMANI Sound Team "dj TAKA" 平成、ヘイセイ、HEISEI。
経済の世界では、失われた20年、いや30年などと言われているが、自分にとっては激動の30年だったように思う。
10代の大半と、20代、30代を平成の中で過ごした、まさに激動の30年。
色々なことがありすぎて、とても一言では語れないが、人間としての精神を養ったこの30年を今振り返ると、「未熟だったな」と反省することばかりなのだ。
特に平成の初期の頃のできごとは恥ずかしいやら情けないやら、思い出すのも嫌になるようなことばかり。
その平成の30年間を振り返ると、インターネットの出現と、情報端末の高性能化、小型化、低価格化によって、世の中は劇的に便利になったのだが、
文明の作り出した便利さは、人々の幸福度にどれほど貢献できたのだろうか。
eコマースは隆盛を極め、自宅で寝転がってるだけで何でも届くようになったが、街の小売店はもちろん大手量販店ですら、大きな打撃となった。
宅配便の物流業者は売り上げが2倍、3倍となり恩恵を受けたはずだが、クライアントの厳しいダンピング要求により利益は思うように伸びず、労働者の負担ばかりが増え、うれしい悲鳴はやがて苦しい悲鳴へと変わっていった。
その裏で、大手ECサイトの創業者は世界一の億万長者となったようだ。
プライスマッチや価格を比較するサイトが登場し、消費者は安くいいものを手に入れることができるようになるが、小売だけでなくメーカーや卸業者の業績の重しとなり、世の中はデフレーションが加速していく。
通信の高速化により、音楽や動画でさえも、手軽に端末からアクセスして、いつでもどこでも無料で楽しめるようになった。
「音楽にお金を払うなんて馬鹿げてる」という新しい価値観が定着し、音楽産業も収益の構造改革に迫られ、やがてフリーミアムモデルはゲーム産業にも忍び寄り、本当の価値のある物でしか、お金をいただいてプレーしていただくことは難しくなった。
社会はインターネットと情報端末さえあれば、ほとんどお金を使わなくてもそこそこ楽しめるようになったのだろう。

いつでもどこでも、誰とでも繋がれるインターネットは、手軽なコミュニケーションの手段として便利な反面、言論による集団でのリンチ、言われなき誹謗中傷や、社会の闇となる使われ方も多い。
最近の若者論を語るほど老け込みたくはないのだが、我々の世代、ヤンキーや暴走族のマンガを見て育ち、「悪いものがかっこいい」と思って育った我々の世代と比べると、一人ひとりはすごく素直でいい子が多いと思う反面、
中の1人、「個」でなく集団の中の1人になった瞬間に、醜さを露呈してしまう。渋谷のハロウィン騒動しかり、ネット上での匿名での言論しかり。。。

「HEISEI」は、そんな混沌とした30年を表現した楽曲です




というのは実は

で、どちらかと言うとほぼ

「後付け」

なのです。
元々、例えば「息子よ」とか「母に捧げる~」とか、重いテーマで曲を作るのが苦手で、というか無理で。
どんな楽曲ならその重みのあるテーマに相応しいのかがわからなくて、最初の1フレーズ目すら自分OKが出せなくて。
「平成の30年」なんていう重いテーマで楽曲を作るのは無理なタイプです。
ちょうどこの楽曲を作ってる頃、粗方楽曲が出来上がって曲名どうしようかな、なんて考えてる頃に、平成の事件を総括するようなできごとがあり、「ああ、平成も終わるな」という感じでつけられたネーミングなのであります。
シリアスで混沌とした楽曲の感じが、うん、平成だなと。
そしてHEISEIとローマ字にしてみた時に最初に頭をよぎったのは、マンガ「タッチ」の野球のユニフォーム「MEISEI」だったという、何とも昭和脳な平成のお話でした。 Movie / Taiyo Yamamoto 山本と申します。最近、ライオン好き (Headline mix)の良さを再発見しました。
ダイナミックに変わる曲調を活かさない手はない!と思い映像的にもバキッと要素を分けつつ、
HEISEIという曲名を受けて平成時代の変遷をイメージしながら制作しました。
自分自身HEISEI GANNEN生まれなのもあってGENGOUに区切りが付く事に何かと思う所があり、この30年IROIROあったな~というOMOIで臨みました。

またIIDXが20周年ということで、このゲームを切っ掛けに映像SEISAKUを始めた身としてこのタイミングまで関われた事を非常にKOUEIに思います。
この調子で7897156413187790057186歳(平成7897156413187790057186年)になるまで続いてくれたら、と一プレイヤーとしても思わずにはいられません。

YOROSHIKU ONEGAI ITASHIMASU

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