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シンガーソングライターとして
最大限に出来ることは何かって考えたら、それだった
──さて、そろそろアルバムの話に入っていきましょうか。アルバムタイトルはご自身のアーティスト名ですが、以前から決めていたのですか?

P「タイトルについては、世間にも結構あるじゃないですか。B'zの"B'z"というアルバムだったり」

w「あるよね。自分の名前がタイトルの」

P「そう。それができる名前だと思ったんですよ。"Power Of Nature"だったら格好がつくかなと思ったので、アピールや分かりやすさも込めてそうしたんです」

w「そういうやり方ねー。レッド・ツェッペリンもアルバム名がI、II、III、IVと後ろについていくパターンだし、BOOWYの"BOOWY"とか。決定盤ていうか勝負のアルバムぽいよね、名前だと」

P「そう。ファーストだし自分を出しちゃおうと思って」

w「でもPONの"PON"だとさすがになんかね」

P「そうなんですよ。だから格好がつくのは"Power Of Nature"かなと思いまして、もう潔くここはアピったと」

w「なるほどぉ…俺も"Capital Wage Association"にすれば良かったな…」

P「(笑) "wac / wac"」

w「wacで"wac"だとさすがにね」

──"音楽"っていいですよね

w「"音楽"いいでしょ?」

P「そうですよね。それはそれで潔い」

w「"音楽"にする前は"ポップミュージック論"にしようとしてたんだけどね。リスト3回くらい作ってた時(笑)」

P「あーなるほど。pop'n music 17のボス曲の"音楽"を"音楽"として」

w「その流れだと次は"うた"かもしれないねえ」


──収録曲は"Enter of Nature"を除くすべての曲がボーカル入りですが、アルバムのコンセプトはあったのでしょうか。

P「アルバムのコンセプトはありました。やっぱりね、1stというのもあったし、ボーカルアルバムにしようと考えまして。アルバムってコンセプトが決まってる方が受け取る側も聴きやすいし、作る側もまとめやすい。やっぱり自分自身歌えるのもあるし、なにより歌モノが好きっていうのもあるんで、1stはそれでやらせてもらいました。MIXバランスも全面に歌が前に出ている傾向にあります」

w「そうそう、アルバムのタイトルが"Power Of Nature"なのに、Power Of Nature名義が入ってないんだよね」

P「そう、入ってないんですよ。そういうのとは別で」

w「ということは次のアルバムはPower Of Nature名義の曲がいっぱい入った"PON"ってアルバムが出るってことなのかな!?」

P「逆のね(笑)それは…考えてないですけど(笑)」

──(一同笑)

w「やっぱりコンセプトが決まっちゃうと楽だよね。それによって縛られて。今回のPONのに関しては"Power of Nature"だけど、Power of Nature名義が入ってないってのが、逆の意味でコンセプトとして成り立っているよね。でも難しいよね、アルバムのコンセプトってやっぱりあって。自分のときも歌モノとインストを混ぜるのってすごい難しいというのがあって。曲の途中に入れるのって難しいんだよね。自分のときは2枚にするしかなかった。途中に入ってくるとなんかおかしくて」

P「そうなんですよね、だから僕もインストの曲が一曲だけあるんですけど、頭だけイントロ的に出して、もう他は全部ボーカルものという感じにしました」

w「頭にあるのは許されるんですよね。あーいうのみんな好きだよね。最初に一曲」

P「最初に一曲と、インタールードと、アウトロも最初は考えてたんですけど、最初だけでいいかなって。コラボ曲とかもあって曲のパワーがあったんで。世界観的にも全部統一されてたので、もういいかなと」

w「お口直し的なやつが必要かなと思ったんだよね、生姜みたいな」

──生姜(笑)

P「寿司のガリ的なね(笑) なしでいけるかなというよりも、逆に入れることによって流れが崩れるかなと思ったんで」

w「入れどころとしては"彼女は快刀乱麻"の前とか、"恋愛観測"の前とかあったのかもしれないけど、曲の流れとしてできてたんだよね。聴いてみるとたしかにそう思う」

P「ブックレットの方も全部流れがちゃんとあるので崩せないということで」


──では次の質問を最後にして、その後各収録曲のお話を伺っていきます。2年前のつぎドカ!で1位を取った"紅焔"は今では代表曲ですが、今このイベントを振り返ってみていかがですか?

P「ん〜…僕にとっての1つの嬉しい出来事であり…転機であり…」

w「転機だったよね。認知が広がったのはやっぱりあそこからだったと思うんだよね、PONって。『pop'n musicやGITADORAをプレーされている方たちは知ってる人』だったのが一気に広がったなぁという印象」

P「ちょうど収録される機種が多かったので、みんなにプレーされてここまで拡散されたという印象になりますよね」

w「もともとpop'n musicのために作っていた曲だったんだっけ?それともイベントが決まってから作ったんだっけ?」

P「どうだったかなぁ〜」

──Sunny Parkに合わせて"紅焔"(公園に掛けて)というのは聞いたことがあります

P「そうそう、Parkだから"紅焔"なんですけど…ということは、つぎドカ!に合わせて作ったんじゃないな。Sunny Park用に作っていて、ちょうどいいタイミングで企画が上がってきたので『これは負けらんないぞ』ということで、気合入れてどんどん肉付けしていった結果このような曲に仕上がったのかなぁ」

w「なるほどね。PONの転機って考えるならば、Sunny Parkの前のFantasiaの"少年は空を辿る"から"紅焔"の流れかな。その前に"疾風"とかもあったんだけど、徐々に徐々にそこらへんからある意味完成していったというか。PONかくあるべしというか。その前から"探検ノート(Street Style)"とかの歌モノもあって、PONらしさはあったんだけど、なんていうんだろうな…BEMANIにカスタマイズしたというか、それが"紅焔"だったのかな。『これだ!』っていう感じ」

P「そうですね。そこでやり方を考え尽くし、一つの結論に辿り着いた感じはありましたね」

w「4人で勝負するとして、『俺に出せる最高の曲はこれだ』って感じで出したよね。勝ったと思ったでしょ?」

P「うん…思いましたね(笑)」

──(一同爆笑)

w「俺もはじめて聴いたとき『PON勝ったな』って(笑)」

──(一同爆笑)

w「うそうそ(笑)」

P「やっぱり、僕はポップでなければいけないなと思ってたんですよ。そこでインストで勝負するのもなんか違うと思った。シンガーソングライターとして最大限に出来ることは何かって考えたら、それだったんですよ」




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