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NEW SONG
Resonant
NEW SONG
DRUM'N'BASS
BEMANI Sound Team "猫叉Master" & かめりあ
Sound / かめりあ こんにちは、beatnation RHYZEのかめりあです。
いつもは筆が赴くままに(勢いに任せてとも言います)ダ―――ッとコメントを書くんですが、珍しくどう曲コメントを書こうか迷っています。

昔から音ゲーに親しんできたので、他のBEMANIアーティストの皆さんの作品もほぼ例外なくそうではありつつ、特に猫叉さん、こと猫叉Masterさんの楽曲は自分が学生時代の頃からずっと聴いていました。
コンポラ3ことEchoesを初めて聴いた時は「こんなに物語が溢れる楽曲を作る人がいるんだなぁ」と感動しましたし、Tori-no-kimochiやFar east nightbird, Infinite Caveのようなクールでスタイルが滲み出すような曲を聴いて、これが同じ人の作品なのか~カッケ~と圧倒されるような感覚を覚えたこともありました。
jubeatでFar east nightbirdやGood-bye Chalonをオコジョマーカーでバシバシ叩いていたのももう10年以上前のことで、いやいや自分はまだ20代だが、という暗示をかけ直しつつこの文章を書いています。
そしてBEMANIというシリーズに初めて自分の作った音楽を収録して頂いたのも、猫叉さんの「サヨナラ・ヘヴン」のリミックス(SOUND VOLTEXに収録されています)ですし、率直に言って客観的にも主観的にも人生を丸っと変えられるほどの影響を受けた、と言うのが正しいと思います。

この曲コメを書くにあたって、改めて自分のサヨナラ・ヘヴンのリミックスの採用コメントを確認したところ、
「猫叉Masterさんが一番好きで、色んな人に『多分かめりあが一番猫叉さん好きでしょ』と言われ、恐らく『全曲から1曲選んでREMIXして下さい』と言われていたとしてもサヨナラ・ヘヴンを選んでいた」とのことでした。
変わってねえなぁ。もしかしたら自分まだ20代かも。

猫叉さんとは「お互いの『美しい』に対する感性が近いよね」という会話を交わしたことがありました。
自分はといえば…そう言われるまで気付きませんでしたが、というよりそんな風に考えてみたこともなかったのですが…言われてみれば確かにその通りなのではないかと考えています。
美しさの中から感情に訴えかけてくる作品がとても好きで、例えば「おおきなこえで」や「being torn the sky」、「Silence」、「The Sky of Sadness」、「Symmetry」…本当に挙げるとキリがないのでなるべく抑えようとしています。
そんな自分たちの共通する感性、共振する感情を最大まで詰め込みたいと思いながら作っていたのがこの楽曲、「Resonant」でした。

美しいと感じる和音。感情が揺れ動かされる音楽。共振を起こして共に震える周波数。
これはちょっと、というか完全にカッコつけましたが、(特に自分が猫叉さんに)共鳴し共鳴させられる、そんな自分たちを表現するような音楽を作ることができた、という気がしています。
本当にありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします。

こんな形で一緒に作品を作れる日が来るとは考えていませんでした(それもその同じ音楽ゲームの中で!長い歴史を持ち続けているBEMANIにも感謝ですね)。
自分の音楽を作り上げて来て下さった人たちの内、最も影響を与えてくれた人たちの一人と何か同じものを作れるというのは、"非現実的"という言葉がしっくり来るほど素晴らしく、そしていい意味で緊張する経験ですね。
一緒に曲作ろうね!と軽い気持ちで会話していたのが、実際に眼の前に現れると想像以上にビビってしまうもんだな、と改めて感じています。
この曲コメを書いている自分はスゲー硬くなっている気がします。頑張って柔らかくなります。
コーラとかに漬けてください。

どっかの誰かがこの曲をプレーして聴いて「こんなに物語が溢れる楽曲を作る人たちがいるんだなぁ」と思ってくれたらこの上ありません。
それでは「Resonant」、良い曲になりましたので是非楽しんで遊んでください。
かめりあでした! Sound / BEMANI Sound Team "猫叉Master" こんにちは、beatnation Recordsの猫叉です。

『Resonant』/共鳴。音楽における共鳴とは。

・とある音楽フェスで、たくさんのオーディエンスが音楽と一体となって体を揺らしリズムを取り踊る。
・好きなアーティストのライブでアーティストの演奏に合わせて手を振り上げ体を揺らす。
・とあるバーで知り合った友人と好きなJAZZのレコードについて、音楽を聴きながらあれやこれやと話し込む。

共鳴や共感はあらゆる音楽シーンに存在、我々の音楽生活に介在しています。

そして今回の件。

以前よりかめりあ君が作る様々なトラックを聴いて、音楽的にピンとくるポイントやエッセンスが
自分に近いなと感じていました。だからこそ、ストレートに飾らない表現として、今回の楽曲は
かめりあ君と猫叉の共鳴の賜物だなあと感じ、完成した2MIXをいまだに何回も聴き返しています。

今作、まず猫叉が作曲してアレンジの方向性を示すデモを制作しました。
敢えて細かく言葉で説明せず、音楽で表現したいことを最低限の情報量でかめりあ君に伝えています。
案の定、やってほしかったこと、やりたかったこと、やらなければならなかったこと全ての条件を満たした
アレンジデモが返ってきました。
旋律の取り方、コード進行、この楽曲を活かすための音色、音の配置と音像、ダイナミクス、
トータル2分間の世界であらゆる要素を取りこぼしなくアウトプットしてもらい、
制作工程のひとつひとつで、クリエイター冥利に尽きる共鳴を体験できました。

あとは聴き手となる皆様の番です。
どうか、「耳」ではなく、「心」で聴きプレーてもらい、
感覚的な深層部分で楽しんでいただければ幸いです。 Visual / BEMANI Designers "GOLI" EPOLISのエンディング曲の立ち位置となる楽曲でしたので、綺麗な音楽にのせて、どこか冬っぽい、しっとりと終わる感じの映像にしました。
次回作の開発真っ只中だったり、この時期は1年で一番仕事が重複して体力を使います。とにかく無事に最後を締められて?良かった…。と、今はEPOLISでの1年間の慌ただしさを懐かしく振り返っております。
EPOLISでの自分の仕事はとにかく「エポリィスレェーイディオ」に力を入れる事でした。なので最後の映像も、この1年間、ラジオDJを務めたセリカとセムで終了することにしました。椿は、お二人の作曲家が合作して生み出された綺麗でしっとりした曲に対しての、ちょっとしたアクセントモチーフです。

この場で言うのもアレなのですが、、、
beatmania IIDX 31 EPOLISという近未来都市を訪れて頂きまして、誠に有難うございました。
ぜひこの曲を未来のIIDXでプレーされる際は、そのような近未来都市が在ったことを思い出して頂ければ幸いです。

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