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TECHNO Style Essentials
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TECHNO
BEMANI Sound Team "SETUP from Berlin"
Sound / SETUP from Berlin 日本のDJたちの、「みんなの真似して、同じ音が出せて安心するスタイル」に辟易とし、遥かベルリンの地に向かったのが2016年の暮れくらいだったので、もう少しで3年が経とうとしている。

どんな近代都市かと思いきや、栄えているのはほんの一部分で、少し外れればあっという間に住宅街が広がる。

ところがこの街は、そんな閑静な住宅街の一角に突如としてナイトクラブが出現するからまず驚く。

お洒落と言えるような外観はなく、むしろ怪しいイリーガルな雰囲気すら漂っている。

入り口を恐る恐る入ってみると、フロアのあまりの音の良さに2度目の驚きが。

キックの圧が壁などに共振することなく、ダイレクトに内臓を押し込んでくる。

音も大きいのに中広域が耳に心地よく、宇宙のような広がりすら感じられる。

そう、ここが世界有数のテクノポリス、ベルリン。DJにクリエイターに、クラブに、すべてが超一流だ。


やがて馴染みのDJもでき、挨拶代わりに俺のプロモ盤をかけてもらうと、

・・・・・・・

俺の渾身のトラックは壁にボアボアと共振しまくり、残念ながらクラブでまともに聴ける音楽ではなかった。

付け焼き刃のダサい曲には残酷なまでに、真実の姿を映し出す、恐ろしい箱だ。

日本で調子に乗っていた俺は、ここじゃまったくのお子ちゃまだったってわけだ。恥ずかしくて今すぐ小屋を飛び出したくなる。


「お前のトラックは、音が多すぎるんだよ」

この箱のレジデントで、人気絶大のDJ、イアンという奴がそう言うと、とある地下にあるスタジオに連れてきてくれた。

潰れた小さなクラブを居抜いて、そのままスタジオにしたそうだ。

PAの設備はすべて、クラブの時のままだ。

「金曜、土曜の夜は現場(クラブ)に出てるから、お前が好きに使っていいよ」


1年半かけて俺は、イアンのスタジオでも共振しない低音づくりに励み、

ようやく完成した、新生SETUPの第一弾が「TECHNO Style Essentials」だ。

余分な音をそぎ落とすことで、低音を邪魔するものがなくなるのだ。

本当のこと言うと、こんなに速いBPMのトラックは、もはやベルリンでも誰もプレイしていない。

だがドイツのヴァイブスと俺の持つ感覚とのフュージョンが、beatmaniaには最適なはずだ。

beatmaniaファンのみんなにとって、これこそが本物のテクノだと思ってもらっていいだろう。

©2020 Konami Amusement