• LINE
  • X
  • Facebook
  • e-amusement TOP
e-amusement

menu

NEWSONG
NEW SONG
華麗なる大犬円舞曲
NEW SONG
CINEMATIC VALSE
Wiktoria
Sound / Wiktoria Wiktoria Cinapin(1885-1947) はソハチェフの平均的なこけし職人の
夫婦の間に生まれる。Wiktoriaはその名の通り勝ち気な少女であったため、
村の音楽教師であるフワンシーヌからピアノを習うとたちまちに頭角を現し、
6歳で市のエアピアノコンテストで優勝し、準優勝だった少年に、
「オマエは負け犬、オレは勝ち犬」と言い放ったエピソードが残っている。

Wiktoriaが16歳の時、留学先だったモスクワのコンサートホールで、
Virkato Wakhmaninovによる「ワルツ第17番 ト短調"大犬のワルツ"」の演奏を聞き
大きな衝撃を受け、終演後のVirkatoに駆け寄り師事を懇願する。
当初弟子は取らないと頑なな姿勢を見せていたVirkatoであったが、
L○NEで「弟子にしてちょスタンプ」の爆撃を受け、最終的に根負けする形となった。

「大きな鍵盤と円盤のためのワルツ」の制作という依頼を受け、
WiktoriaはそんなVirkatoとの出会いに思いを馳せたのであった。

「ワンちゃんだけに、リスペクトソングワンチャン」

そう言い放つ Wiktoria の瞳は、まるで主人を見つめる大型犬のように
爛々と輝きを放っていた。

(解説:小前田レヤ) Movie / BEMANI Designers "NAGI" -侍女Millieの手記-

御主人様は今日も麗しい。
我が物顔でいる庭園の薔薇も、光り輝く宝石も、御主人様の前ではあの方の美しさを際立たせるための脇役に過ぎない。

御主人様は時々私達に御褒美をくださる。

今日はTillyが御主人様に御褒美をいただいていた。
花瓶を割ったくせに御主人様の前ではすっかり良い子に振る舞うんだから、抜け目のない奴ね。
Charlieはいっつもボケっとしていて相手にもならないし、あいつはまぁいいわ。

御主人様は良い子にしていると甘いお菓子をくださるの。
口に含むとトロリととろける、少し苦くて甘美なお菓子。
ムスクの香りを纏うしなやかな指でそっと私の顎に手を添え、柔らかく微笑み見つめるその瞳は鋭い光を放つ。
私はあの方から目をそらすことが出来ず、たちまち体の奥底が火照りはじめ、手足はピリリと痺れて立ちすくんでしまう。
燃え上がる心の昂りを断ち切るようにあの方がゆっくりと瞬きをした瞬間、私の魂は開放され、穏やかな心地のままあの方の腕の中で眠りにつくの。

明日こそは私が御褒美をいただくんだから。
Tillyには絶対に負けないわ。

©2024 Konami Amusement