先制したのは寿人。リーチ赤1のカン三萬をノータイムでリーチ。自身の代名詞ともいえる「ガラクタリーチ」で勝負をかける。
ところがすぐに親のKENもテンパイしリーチで追いかける。こちらもカン7筒と待ちは良くないが打点十分。
さらにりょうも赤ドラ2枚の勝負手で追いつきリーチをかけるが、宣言牌の三萬が寿人につかまりリーチ赤1は2600点のアガリ。打点こそ安いが、他二者の大物手をつぶすアガリは打点以上の価値がある。
寿人はこの試合3度目となるガラクタリーチ。
しかしすぐに親のみわこから追いかけリーチ。ドラドラ赤の大物手。さすがに寿人もピンチか。
さらにりょうからもリーチ。
寿人の待ちはカン四萬に対し、みわこは3-6-9索、りょうも3-6索とかなり不利な勝負に見えたが、またも制したのは寿人。山に1枚しか残っていなかった四萬をみわこがつかみ、リーチ赤1の2,600点のアガリ。このアガリも打点こそ安かったが、親の満貫手を含む他二人のリーチをつぶしたのはあまりにも大きい。寿人がトップ目に立ち、試合は南場へ向かう。この試合もやはり連盟プロが勝ち上がりを決めるのか。
好配牌の寿人が5巡目に2筒を引き入れテンパイ。5索切りで役ありのダマテンに構えて、索子の下の変化やドラの8筒引きに備えるのがマジョリティだろうか。
寿人の選択はまたしてもリーチ。ややリードしている局面ではあるが、徹底したリーチの選択で他家にプレッシャーをかけていく。
そして親のりょうが345の三色まで狙える一向聴。この赤5筒引きで一気に勝負手になった。
こうなれば9筒を勝負し、リャンメン×三面張の盤石の手格好。
五萬引きで追いつき、ドラの8筒も勝負。高め三色の3-6-9索待ちでリーチをかける。
最後は寿人が6索を持ってきて決着。安目ではあったが僥倖の裏ドラ1枚で11,600点のアガリ。この直撃で寿人は一気にラス目となった。
3着目のりょうは6巡目でくっつきの一向聴。ドラ引きからの三面張あるいは筒子の一気通貫に狙いを定めて打点をつくっていく。ここで跳満をツモれば2着目に浮上、満貫ツモでも次局500/1000のアガリで勝ち上がりとかなり現実的な条件が残る。
この四萬もツモ切って一気通貫を残していく。
そして後がない親の寿人がテンパイ。八萬が2枚切れにつきカン六萬に受ける選択かと思われたが、五萬切りでリーチ。
しかしこの五萬がKENにつかまる。
点数状況は上下に大きく離れ、3着目のりょうは跳満ツモ、4着目の寿人は三倍満ツモとかなり厳しい条件で迎えたオーラス。
りょうはドラ色の筒子の混一色で跳満ツモを狙うが、結果は全員ノーテンで流局。
みわことKENが逃げ切り、4試合目にして初の連盟プロ敗退となった。
