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Biography

  • 2013年05月14日
    凛よ。

    喫茶店はよく頑張ったわね。
    今回の曲は、貴方のパートが最も重要だから
    もう大丈夫だと思うわ…。

    それと貴方達のおかげなのか
    私がより合理的に物事を考えるようになったからか
    どちらの影響か分からないけれど

    洋服屋の言う通り、今日は歌っていて…その…
    き、気持ちが良かったわ…。

    それと、ここからは私の独り言だから…。
    貴方達は見なくていいから…。

    私は今までずっと、自分の為に音楽を奏でていた。
    中学生の時に音楽SNSに自分の曲をアップしていたのも
    他人に聴いてもらいたい、と言うよりは
    その場所に溢れている下らない音楽に対する
    自分なりの優越感と自分勝手な批評的表明に過ぎなかった。
    『自分の方が優れた曲を作っている』
    常にそれが作った曲に対する終着点だったかもしれない。
    音楽は自分のアイデンティティーを満たすものに過ぎない。
    私はずっとそう考えていた。

    そんな孤独な世界が居心地良かった私は
    聴く人の気持ちなんて、これっぽっちも考えていなかった。
    ましてや私が音楽で他人と繋がるなんて
    一生ありえないことだと考えていた…
    …レコード屋と出会うまでは。

    貴方達は…本当におせっかいで一緒にいると疲れるし
    稚拙だし、無知で下らなし、愚昧な事ばかり言うけれど
    音楽の本当の良さに気付かせてくれた事には感謝してるわ。

    喫茶店のように、私も少しは変われるのかしらね…。




  • 2013年05月16日
    凛よ。

    全く…
    レコード屋は大袈裟なのよ。

    この程度で満足していては駄目…。
    このバンドはまだまだこれからなのだから…。
    AZTeCAでのイベントはあくまでも
    小さな通過点に過ぎないのよ。

    貴方はこのバンドのリーダーなのだから
    もっとしっかりとして欲しいわ。




  • 2013年05月17日
    凛よ。

    さっきレコード屋から『わらびもち』とだけ書いた
    理解不能なメールが来てたのはそういう理由なのね…。

    宛先を間違えるくらいだから
    既にその時レコード屋は洋服屋のメールもろくに見ず
    半睡眠状態だったと容易に想像できるわね。

    口をあけて美味しい和菓子を想像しながら
    笑顔で寝ているレコード屋…。

    ふふふ。
    想像してみたら、ちょっと可笑しいわ。




  • 2013年05月19日
    凛よ。

    因幡のAZTeCAで演奏してきたわ。

    結論から言うと、
    『なでしこ爆音祭』に出演する事が決まったわ。
    まあ、私が参加したのだから至極当然の結果ね…。

    報告は以上よ。




  • 2013年05月21日
    凛よ!

    ちょ、ちょっと…はんこ屋っ!!
    貴方あれほど書かないって約束したじゃないのっ!
    その為にやきそばクレープ買ってあげたんでしょう??
    それだけじゃないわ…バナナサンデーと焼きちくわと10円ガムもよっ!
    悪質だわ…これは、極めて悪質な詐欺だわ。

    いや、違うわ。
    そ、そもそも私がそのような蛮行に及ぶ筈がないわ。
    はんこ屋の虚言癖もここまでくると…す、救いようが無いわね。
    早く、滅びなさいよ…は、はんこ屋の虚言癖。




  • 2013年05月24日
    凛よ。

    チャスコは何か人事異動があったのかもしれないわね。

    この間、いつものようにビレバンに買い物に言った時に
    高そうなスーツを着た人達が施設を見回っていたのを見たわ。
    見たこともない人達だった。

    私達が日向美商店街を盛り上げようとしているのは
    チャスコ側もよく知っている事だろうし
    今回の話はもしかしたら、チャスコの幹部が新しくなり
    その人の意図によるものかもしれないわね。

    あくまで推論の域を脱しないものではあるけれど。

    どちらにせよ、貴方達は思い入れがあるでしょうし…
    私は賛成も反対もしない立場を取らせてもらうわ。




  • 2013年05月26日
    凛よ。

    はぁ…

    本当に大丈夫かしら…。
    こんなリーダーのバンドに入ってしまったわけだけど…。




  • 2013年05月28日
    凛よ。

    洋服屋、これからは音楽理論も必要よ。
    大体喫茶店しか譜面の読み書きができないなんて、ありえないから…。

    確かにレコード屋には絶対音感があるし
    洋服屋はリズムとグルーヴ感のセンスがあって
    ハンコ屋はライブパフォーマンスにかけては一流だと思うわ。
    洋服屋が言うように理論が無くても
    今までのように作曲できたり演奏したりはできるわね。

    でも、そういった貴方達の良いところをもっと伸ばす為にも
    これからは理論を身につける必要があるの。
    理論を知らないと色々な音楽関係の人に出会った時に
    せっかくの良い曲をうまく説明することができないわ。
    理論はスムーズに会話する為の言語でもあるのよ。

    自分の音楽に対する答え合わせにもなるから
    色々自信にも繋がっていくのよ。

    それと、洋服屋については作詞についても教えないと駄目だわね…。
    貴方は作曲のセンスがあるだけに非常に勿体ないわ。




  • 2013年05月31日
    凛よ。

    地区マネージャーが自ら自分の店の
    ゲームセンターで遊んでいるなんて
    チャスコも随分と呑気なものね…。

    まあ、会長が心配するのも無理ないわね。
    商店街とチャスコは私達が生まれる前から
    色々な因縁があるようだから…。

    あ、それと…
    レコード屋が言っていた話。
    そ、その、か、カップルで曲を作ると言うアイデア…。
    それ自体はまあ別に特に反対する理由もないし
    さして、きょ、興味も無いから別に全然構わないけど

    はんこ屋だけとは絶対に組みたくないわね…。
    例え地球が滅亡したとしても。
    本当に何をされるか分かったものじゃないわ。




  • 2013年06月03日
    凛よ。

    礼はいらないわ…喫茶店。
    べ、別に貴方の為に付き合ったわけではないし
    ライブを成功させる為に必要な事だっただけだから…。

    でも、貴方といると落ち着くのは確かだわ。
    電波屋やスイーツ屋にかき乱された
    私の心が正しい場所に最適化されるからとても落ち着くの。
    だから、これから貴方の事デフラグ屋って呼んでいいかしら?

    たちばな…。
    お父さんが酔っている時によく出す名前だわ。