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Biography

  • 2013年09月05日
    凛よ…。

    今日の夕方頃、外からトタン屋根の軋むような音がずっと聞こえたから
    また台風でも来たのかしら思って、窓を開けたら
    眼下の路上で変な声を出してはしゃいでいた洋服屋だったわ。

    成るほど…そういうわけだったのね…。
    文化祭の委員長なんて誰もが面倒だと思う仕事だから
    貴方上手い具合に持ち上げられて押し付けられただけだと思うわよ…。

    それよりも、洋服屋。
    貴方…本当に格好には注意しなさいよ。
    何度注意すれば分かるのよ…。
    特に今日の服は露出屋って呼び名を変えようかと思った程ひどかったわ…。
    あんな胸元が大きく開いた目のやり場の困るカットソーに
    どうしてあんな短いスカートを履けるのかしら…。
    いくら暑い日が続くとはいえ、露出しすぎなのよ…。
    私には全く理解不能だわ…。
    め、目のやり場に困るし、冷や冷やするのよ。
    へ、変な人がいたらどうするのよ…本当に気をつけなさいよ。



  • 2013年09月10日
    凛よ。

    レコード屋が曲作りで忙しくて暇なのか何なのか知らないけれど
    最近洋服屋が、毎日のように放課後私の家にくるわ。
    来るのは別にいいのだけれど
    貴方、私が店番をしている隣りで
    踊りながら歌を歌わないでくれるかしら。
    接客に支障が出て迷惑なのよ…。

    レコード屋。
    貴方もこのギャルを何とかして頂戴。



  • 2013年09月15日
    凛よ。

    何故こうなったのか私自身良く分からないけれど
    何時の間にか、洋服屋と曲を作っている状態だわ…。

    そもそも、毎日のように洋服屋が私のお店に来て
    訳の分からない歌詞で歌を歌われるのが本当に我慢できなくて
    私が余計な事をしてしまったのがいけなかったわね…。

    今日も朝から一日中金髪ギャルの相手で疲れたわ。
    何度も言っているのだけれど…
    私と一緒に曲を作るのであれば
    正直もう少しまともな歌詞を書いて欲しい。
    作曲のセンスは…まあ悪くないのに
    何故、洋服屋はあんなにもボキャブラリーに乏しいのかしら。

    今日なんか『カリスマ東京ガールズ』などという
    無知蒙昧なタイトルを提案してきたから、即刻却下したわ。

    しかし…貴方よくそんなタイトルを得意気な顔で言えるわね…。
    ある意味尊敬するわ。



  • 2013年09月15日
    凛よ…。

    貴方ね…
    真っ当な事を言ったつもりで
    今部屋でいい気分になっているでしょうけど
    自分で墓穴掘っているわよ。

    『イブの時代っ!』

    この曲、自己満足以外何者でもないじゃないの…。

    それと、か、勝手に私の部屋の本棚を漁らないで頂戴…。
    え、えっち…とかそういう類の事とは違うわよっ!
    そんな低俗で愚昧な表現しないでくれるかしら。
    あれは歴とした高尚な文学作品なの!

    分かったわよ…私も歌詞を考えるわ。
    このまま私が何もしないと、きっとまた下らない事を
    ここで喚き散らすのが目に見えているわ…。

    はぁ…疲れるわ…。



  • 2013年09月17日
    凛よ。

    洋服屋プロデュースは却下。

    私があんなに露出の多い服、き、着れるわけないじゃないの。
    大体ね、洋服屋貴方今日もそうだったけれど
    毎回毎回、どこに目線をやっていいのか分からない服を着て
    私の神聖なる部屋に入ってこないで頂戴。
    大衆迎合的なもので…穢れるのよ…文学に満たされた空気が。

    何度注意しても
    『あれぇ?りんってばロック聴いてるのに
    ロックじゃないじゃんー。それって丘ロック屋??だしぃ!』
    などとまるで中学生男子のような事を言っているけれど

    はぁ…。この際、洋服屋だけでなく言っておくわ。
    自分の小さいアイデンティティを正当化する意味で
    『ロック』という言葉を使う輩はいい加減滅んで欲しい…。
    その言葉に体制への反発もニヒリズムも無く
    確固たる思想も論理も何も存在してないわ。
    単なる臆病と小心から来る弱者の威嚇でしかない。

    本当に愚昧極まりないから、やめなさい。



  • 2013年09月20日
    凛よ。

    貴方達、いつの間にかお父さんと話をつけたのよ。
    お父さんは滅多にポートレイトなんて撮らないのに…。

    貴方達がそんな事をするから洋服屋が五月蝿いじゃないの。
    先刻から自分も撮って欲しいという旨のメールを
    親の敵のようにしてきて本当にうんざりだわ…。



  • 2013年09月24日
    凛よ。

    洋服屋がメールでFacebook見ろと五月蝿いから来てみたわ…

    レコード屋。
    まあ、わ、悪くないんじゃないかしら…。
    あの…に、に、似合ってる…可能性があるかもしれないというか
    その…か、か、かわ

    ち、ち、違うわよ、洋服屋よっ!
    私は貴方から今日渡された服の事が言いたいのよ!
    着た?ねぇ、着た?とあまりの執拗さに辟易したから
    仕方無く今着てみたけど…何なのよこれ…
    絶対無理だから…こんな格好。
    な、何を考えているのよ貴方は。

    それとギタースイーツ漫才とか低俗な表現しないで頂戴。
    ミュージカル・ウイットだから。
    教養の無い貴方達には難しかったと分かってはいたけれど
    少なくとも貴方達は笑ってくれてもいいじゃないの…。
    …ちょっとだけ、へこんだわ…。

    でも、レコード屋の笑顔が見れたからいいわ。



  • 2013年09月25日
    凛よ。

    ラジオを聴きながら
    自分なりにエレキギターを合わせてみたけれど
    …なかなか面白いわね。
    喫茶店も今回はエレキがいいのじゃないかしら。
    明日にでも少しギターパートについて話しましょう。

    それにしても…レコード屋。
    貴方、アッパーストラクチャートライアドとか
    結構高度なスケールとか弾いているようだけれど
    これは全部無意識でやっているのかしら?

    そうよね…私が前に理論を貴方達に教えていた時
    貴方だけずっと寝ていたものね…。



  • 2013年09月27日
    凛よ。

    変拍子についてだけれど
    何分の何って譜面を追って具体的な拍子を意識するのではなく
    単純に歌詞を頭に入れておけばこの曲はそう難しくはないわ。

    洋服屋が昨日から苦労しているサビの前のところは
    ちくちわ ちくちくわ ちくちくちわ
    と一文字づつ増えていくとおぼえておけば良いのよ。

    私は歌いながら練習しているわ。
    貴方も、歌詞の譜割りを意識しつつ
    歌いながら練習してみなさい。



  • 2013年09月30日
    凛よ。

    洋裁屋…。
    貴方が勝手に浮かれてる分には良いけれど
    それに私を巻き込まないでくれるかしら…。
    全く…昨日から下らないメールを何度も送って来られる身にもなって頂戴。
    言ったでしょう。
    私は眼鏡男子…って、こういった言い回しも使うの本当に嫌だわ…。
    とにかくそんなものに一切微塵も未来永劫全く興味が無いと
    何度もメールで返しているでしょう。
    大体、貴方は最近どうして私にばかり意見を求めるのよ…。
    いい加減にして頂戴。

    そんな事よりも、今日の練習でやるべき事が大分見えたわね。

    まず、喫茶店は個人練習を凄く頑張ってきたようね。
    その感じで十分いいと思うわ。リズムキープも出来ていたし
    中々個性的なラインを弾いていて面白いと思うわ。
    ただ、貴方はエレキを持つと暴走する癖があるので
    あまりゲイン上げすぎたり、弾きすぎないように意識しなさい。

    洋服屋はまだまだね…。
    例のサビ前の部分は前よりは良くはなったけれど、まだ全体的に随分走っているから
    はんこ屋と2人でリズムキープの練習した方が良いと思うわ。
    浮かれてないでちゃんと練習して頂戴。

    レコード屋とはんこ屋は2人でやっていた時よりも
    もう少しバンドという事を意識した方がいいわね。
    具体的には、ピアノの左手でベースとぶつかっている部分はカット。
    アナログシンセも喫茶店のアルペジオとぶつかって濁らないように
    少し簡略化した方がいいわね。
    はんこ屋のドラムも蛇足なフィルインは出来るだけ無くしたほうが
    サウンドとしては格好良くなると思うわ。
    ともかく、今週中には完成させるわよ。