2.第1話 起
【セイメイ】
「かわいい我が子らよ。
わらわは、あなたたちがこの世界の
守人とならんことを願っています」
【グリム・レオン】
「いい加減、その『かわいい我が子ら』っての
やめろよな」
「で、守人ってのは、前に言ってた
魔法が悪用されねぇようにしろってヤツか」
【セイメイ】
「そのとおりです。
しかし、あなたたちが魔法の根源たる
マナの扱いに不慣れというのもまた事実」
「そこでマジックアカデミーの魔法使いの方々。
この子らの成長のため、どうかその力を
貸してはもらえませんか」
【ルキア】
「校長先生の許可ももらったし
わたしたちでよければいくらでもっ!」
【レオン】
「ライバルと競い合うのは楽しそうだしな!」
【グリム・レオン】
「ハッ! 楽しそうとか余裕を
かましてられるのも今のうちだぜ!」
【シャロン】
「それで、わたくしたちは具体的に
何をすればよろしいのですか?」
【セイメイ】
「これは世のあらゆる事象すべてを記憶する
『マキシブコード』から抽出した
過去の記憶です」
【ルキア】
「わあ! 昔のみんなとか
前に戦ったモンスターが写ってる!」
【セリオス】
「ふむ、何だか懐かしいな……」
【セイメイ】
「この記憶の具象――『リコード』を
扱うには、相応の魔力と
それをコントロールする術が必要」
「ゆえにこの『リコード』を用いて競い、
お互いを高めあって欲しいのです」
【ルキア】
「何かむずかしそうだけど……
アカデミーで学んだことを活かせば
何とかなるよね!」
【グリム・ルキア】
「魔力の扱いで遅れをとっても
パワーじゃ負けないよッ!」
【ムジナ】
「力そのものとその扱い方。
双方のバランスが取れて初めて
本当の意味での力を発揮できる……」
【イナリ】
「難しいことはわかんないけど、
とにかくこれで魔法が使えるようになる
ってことだよね!」
【セイメイ】
「あなたたち暁の賢者にとっても、
きっと良い鍛錬となるでしょう。
共に高め合い、より高みを目指して下さい」
【レオン】
「よっしゃ!
そうと決まれば早速バトルだぜっ!」
【グリム・レオン】
「ハッ、いいだろう! 吠え面かくなよ!」
【グリム・ルキア】
「ふん、まずは胸を借りるつもりで
行かせてもらおうかね!」
【ルキア】
「よーし、勝負だよっ!」
「かわいい我が子らよ。
わらわは、あなたたちがこの世界の
守人とならんことを願っています」
【グリム・レオン】
「いい加減、その『かわいい我が子ら』っての
やめろよな」
「で、守人ってのは、前に言ってた
魔法が悪用されねぇようにしろってヤツか」
【セイメイ】
「そのとおりです。
しかし、あなたたちが魔法の根源たる
マナの扱いに不慣れというのもまた事実」
「そこでマジックアカデミーの魔法使いの方々。
この子らの成長のため、どうかその力を
貸してはもらえませんか」
【ルキア】
「校長先生の許可ももらったし
わたしたちでよければいくらでもっ!」
【レオン】
「ライバルと競い合うのは楽しそうだしな!」
【グリム・レオン】
「ハッ! 楽しそうとか余裕を
かましてられるのも今のうちだぜ!」
【シャロン】
「それで、わたくしたちは具体的に
何をすればよろしいのですか?」
【セイメイ】
「これは世のあらゆる事象すべてを記憶する
『マキシブコード』から抽出した
過去の記憶です」
【ルキア】
「わあ! 昔のみんなとか
前に戦ったモンスターが写ってる!」
【セリオス】
「ふむ、何だか懐かしいな……」
【セイメイ】
「この記憶の具象――『リコード』を
扱うには、相応の魔力と
それをコントロールする術が必要」
「ゆえにこの『リコード』を用いて競い、
お互いを高めあって欲しいのです」
【ルキア】
「何かむずかしそうだけど……
アカデミーで学んだことを活かせば
何とかなるよね!」
【グリム・ルキア】
「魔力の扱いで遅れをとっても
パワーじゃ負けないよッ!」
【ムジナ】
「力そのものとその扱い方。
双方のバランスが取れて初めて
本当の意味での力を発揮できる……」
【イナリ】
「難しいことはわかんないけど、
とにかくこれで魔法が使えるようになる
ってことだよね!」
【セイメイ】
「あなたたち暁の賢者にとっても、
きっと良い鍛錬となるでしょう。
共に高め合い、より高みを目指して下さい」
【レオン】
「よっしゃ!
そうと決まれば早速バトルだぜっ!」
【グリム・レオン】
「ハッ、いいだろう! 吠え面かくなよ!」
【グリム・ルキア】
「ふん、まずは胸を借りるつもりで
行かせてもらおうかね!」
【ルキア】
「よーし、勝負だよっ!」