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ストーリー

目次
11.第5話 結
【グリム・ルキア】
「……とまぁ、今回の騒ぎの顛末は
 こんなとこさね」
 

【グリム・セリオス】
「その正体不明の敵とやら!
 何者であろうが報復せねばなァァァ!」


【グリム・シャロン】
「栄えあるわたくしたちに
 調子こいちゃってくれるとは
 万死に値しますわね!」


【グリム・ラスク】
「同感だ。
 盗られっ放しってのは、面白くねぇ」


【グリム・サンダース】
「オゥ?カチコミか!?
 ワシゃあ、いつでもかまへんど!」


【グリム・レオン】
「ハッ、やかましいやつらだぜ」


【グリム・セリオス】
「臆病風に吹かれてるんじゃあない、レオン。
 傷を負わされたのだ! 我が主が!」


【グリム・レオン】
「アイツが大丈夫って言ってンだ。
 テメェはいつも通り、
 黙って従ってろってこった」


【グリム・セリオス】
「貴様ァ……我が忠義を侮辱するつもりか?」


【グリム・ルキア】
「やめな! 二人とも!」

「セリオス、レオンの言うとおりだよ。
 今はお袋を信じるのが筋ってもんだ」


【グリム・セリオス】
「ルキア……貴様まで!」


【グリム・ルキア】
「はやるんじゃないよ。
 動くのは情報が入ってからってコトさ」


【グリム・リック】
「オレ様はそっちに乗るぜ。
 やるからにゃ絶対ェ“勝ち”をキメねぇとな」


【グリム・ハルト】
「ぼ、僕もそっちに一票。
 攻略情報ナシとか、あ、ありえないでしょ」


【グリム・ルキア】
「ってコトだ。
 あんただって、勝ちの無いケンカで
 無様晒すのが趣味ってワケでも無いだろう?」


【グリム・セリオス】
「……フン!」


【グリム・ルキア】
「納得してくれたようで何よりだ。
 他に言いたいことあるのは居るかい?」


【グリム・アイコ】
「ふあぁ……。
 異議なーし」


【グリム・ユリ】
「同じく」


【グリム・ルキア】
「オーケー、じゃあこれでお開きにしようかね」

「やつらはいつ来るかも知れないんだ。
 みんな、気ィ抜くんじゃないよ!」


【グリム・クララ】
「りょ!」


【グリム・ミュー】
「まっくすらじゃー!」


【ルキア】
「お疲れー!」


【グリム・ルキア】
「そっちも終わったのかい」


【ルキア】
「うん、シャロンがパパッとね。
 私じゃうまく説明する自信ないしね!」

「それにしても、グリム・ルキアもすごいよね。
 あのエボルグリムたち相手にビシーッ!ってさ」

「いやーホント、
 私にはあーいうの出来ないよ!」


【グリム・ルキア】
「なんだい、妙に自分を卑下するじゃないか。
 あまり聞いてて楽しいもんじゃないね」


【ルキア】
「あ、ゴメン……」

「えーと……、私っていつもは細かいこと
 あんまり考えないんだけど、
 みんなを見てると時々思うんだよね」

「シャロンはとっても頭が良い、
 クララはとってもがんばり屋さん……
 だったら私は何ができるんだろうって」

「そのうえ、私の反対である
 グリム・ルキアは色々すごいし……」

「ってことは、やっぱり私はダメなんだなぁって
 思えてきちゃって」


【グリム・ルキア】
「…………なんだ、
 そんなことで悩んでたのかい」


【ルキア】
「…………」


【グリム・ルキア】
「いいかい、お袋はあたしらを
 何も無いところから生み出したわけじゃない。
 あんたたちを元にしてるんだ」


【ルキア】
「うん、それは知ってる」


【グリム・ルキア】
「つまり反対にしろなんにしろ、
 根っこはあんただ」

「なにやらあたしを羨んでるようだけど、
 その羨んでるモノはあんたの中にも
 確実にあるってことだよ」


【ルキア】
「私にも………ある」


【グリム・ルキア】
「それにあたしらは別に、
 あんたらオリジナルと何でもかんでも
 反対ってワケじゃないよ」

「さっきはみんなの手前、あぁは言ったけどね。
 本当はすぐにでもあの敵を
 ぶん殴りにいきたいところさ」

「細かいことは考えずにね。
 ホラ、あんたと一緒だろ?」


【ルキア】
「…………ありがとう」

「ホントにありがと!
 うん、はげまされちゃった!」

「いやぁ、生まれてから
 そんなに経ってないとは思えないほど、
 含蓄のある言葉だったねぇ」

「あ、つまり私もスゴイってことか!」


【グリム・ルキア】
「はいはい、それでいいよ。
 調子いいねぇ、まったく」


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