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ストーリー

目次
10.第5話 起
【イナリ】
「どうしよう、セイメイ様が……
 セイメイ様が…………」


【ルキア】
「おちつきなよ、
 イナリのせいじゃないって」


【イナリ】
「かわいいよ!」


【ルキア】
「あ、そういう……」


【セイメイ】
「ありがとうございます。
 けれどイナリ、
 あなたのほうが可愛いですよ」


【イナリ】
「……セイメイ様!」


【ムジナ】
「水を差すようで申し訳ありませんが、
 そろそろ真面目な話をしても
 よろしいでしょうか」


【セイメイ】
「あら、ごめんなさい」


【イナリ】
「ごめんなさい……」


【ムジナ】
「セイメイ様、あらためて伺いますが、
 お体のほうは本当によろしいのでしょうか」


【セイメイ】
「はい、姿以外は特に」


【グリム・ルキア】
「かなりの一大事って気もするけど、
 お袋がそう言うんなら、まあ安心だ」

「しかしまぁ、攻撃した相手を
 若返らせるなんておかしな敵だね、まったく」


【シャロン】
「あれは『敵』でよろしいんですの?」


【ムジナ】
「正体も目的もわかりませんが、
 友好的とも思えませんし、
 一旦はその認識で良いでしょう」


【アロエ】
「ちっちゃくなるなんてやだなぁ……。
 メディアちゃんなんて、
 どうなっちゃうんだろう?」


【ルキア】
「魔法や陰陽が効かないってのも厄介だよね。
 リコードが効くから助かったけど」


【ムジナ】
「セイメイ様がマキシブコードに異変を発見し、
 その後現れた敵にリコードが有効だった……」
「セイメイ様、僕にはその両者が
 無関係とは思えません」


【セイメイ】
「そうかもしれませんね……」

「少しヴァルアドス殿と相談したく思います。
 今後の方針などはその後に。
 ムジナ、あなたも来てください」


【ムジナ】
「わかりました」


【シャロン】
「では、その間にわたしたちは、
 他の方々に現状を報告しておきましょう」

「エボルグリムのみなさんへは、
 グリム・ルキアさんにお願いできますか」


【グリム・ルキア】
「あぁ、分かったよ」


【グリム・レオン】
「よぉ……」


【セイメイ】
「あら、どうしましたか?」


【グリム・レオン】
「……大丈夫なのかよ?」


【セイメイ】
「えぇ、わらわは大丈夫ですよ」

「わざわざ心配して来てくれたのですね。
 優しい子だこと」

「頭を撫でて……
 あら……手が届きませんね。
 頭を下げてくれると助かります」


【グリム・レオン】
「ハッ、じゃあな」


【セイメイ】
「あらあら、つれない」


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