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グリム・サンダース3回目B

グリム・サンダース
「ぐ……ぐ……ぐ……だはぁっ!?」

7人の魔法使いの総力に、これまで幾度となく攻撃を受け止めてきたグリム・サンダースも膝をついた。

サンダース
「どうだ、我輩達はまさに獅子奮迅!
 貴様のようなまがい物に膝を折るなどありえん!」

グリム・サンダース
「このワシがこんな無様な姿になるとはのう。負けた……負けたで! だがあっぱれじゃ!
 仲間の力とは、こんなにも強いもンか……ふふ……ふっはっはっはっはっは!」

レオン
「俺たちを甘く見すぎだぜ!
 戦えば戦うほど、強くなるからな」

グリム・サンダース
「そうか! そうなのか!
 ワシは……ワシはなにも知らなんだ……!」

ミュー
「なんだか……すごく楽しそうです」

クララ
「本当だ。なんか意外な感じ」

セリオス
「油断するな。
 まだ倒しきったわけではないからな」

サンダース
「貴様を認めよう。間違いなく、強者であった!
 来い、我輩のグリモワールへと!」

グリム・サンダース
「まさかこんな晴れやかな気分で消えることになろうとはのう……
 いつかまた相まみえたいもンじゃ!」

サンダースが掲げるグリモワールから溢れた光が、晴れやかな表情を浮かべるグリム・サンダースを呑みこむ。
光の消えたグリモワールの中に、グリム・サンダースにどこか似た形代が封じられていた。

ルキア
「よし、任務完了だね!」

レオン
「ああ、守りきったぜ!」

セリオス
「確かに今回はエボルグリムを封印できた。
 だが、安心してはいられない。敵はこのトーキョーをまた狙うだろう」

ハルト
「何の問題もないだろう。
 我の力があれば、この程度の敵造作もない」

クララ
「その自信はどこから来るんだろう……」

サンダース
「ふん。何度来ようが、我輩が完璧な作戦で殲滅してやろう。
 だが、そうだな……なかなかに良い戦場であった」

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