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グリム・アロエマラリヤ1回目A

サンダースたちは、グリムたちを退け落ち着いたトーキョー近郊の見回りを行っていた。

サンダース
「うむ、この辺りは問題ないようだな!
 次の場所へ向かうとしよう」

ヤンヤン
「ちょっと待つアル。
 いつまで見回りするつもりアルか」

アロエ
「もう2時間も歩きっぱなしだよ。
 一回、戻ったほうがいいんじゃないかな」

マラリヤ
「これは敵が来たら疲労困憊で
 負けるパターンね」

サンダース
「ふはははっ!
 鍛え方が足りんようだな……ん?」

マラリヤ
「……なにかが来てるわね。
 やれやれ、めんどくさい」


瘴気の気配を追ってナナイロブリッジへと辿り着いたサンダースたちを待っていたのは、不機嫌そうなアロエに似た少女とおどおどと謝るマラリヤ似の少女だった。

アロエ似の少女
「あーあ、退屈ー。
 せっかく遊びに来たのにつまんなーい」

マラリヤ似の少女
「ご、ごめんなさい……アロエ……」

ハルト
「あれは……少し変わっているが、
 アロエのエボルグリムか? 隣は……」

アロエ
「もしかして、マラリヤちゃん?」

マラリヤ
「なんだか陰鬱そうな子だこと」

ヤンヤン
「……マラリヤがいうアルか?」

アロエ似の少女
「あれー? オリジナルたちー?
 まぁいるのはわかってたけどねー」

マラリヤ似の少女
「あんまり挑発しちゃダメだよ……」

アロエ似の少女
「挑発? 違うよ、マラリヤちゃん。
 あたし、あんまり戦うつもりないし」

アロエ
「ええっ!? どういうこと!?」

サンダース
「倒すべき敵を前にして、戦わないだと!?」

アロエ似の少女
「だって遊びに来ただけだし。
 ねー?」

マラリヤ
「……罠?」


アロエ似の少女は擦り寄るようにハルトに近づくと上目遣いで甘えるような猫撫で声で誘う。

アロエ似の少女
「もしかして、そこのお兄ちゃんが
 あたしと遊んでくれの……?♪」

ハルト
「な、なぁ!?
 おおお、俺はお兄ちゃんではない!」

マラリヤ
「素に戻ってるわよ」

ハルト
「……ッ!? ゴホン!
 い、いいか貴様、それ以上
 我に近づくな!!」

アロエ似の少女
「もうっ、いいでしょ、ちょっとく・ら・い。
 どうせだから遊んでこうよ」

マラリヤ似の少女
「ア……アロエぇ……」

アロエ
「え、え、えー!?
 ちょっと、なにしてるの!」

アロエ似の少女
「なにって……お・ね・が・い?」

ハルト
「はぅ!?」

アロエ
「あたしに似た姿でそんなことしないでー!」

マラリヤ
「ふふ……面白い」

マラリヤ似の少女
「可愛いです……」

アロエ
「なんでそこ息ぴったりなの!?」

アロエ似の少女
「なんかぐだぐだうるさーい。
 だったら、アナタも一緒に
 遊んであげる♪」

アロエ
「うぅ、なんだか、前のメディアちゃんに
 ちょっとだけ似てるような……」

アロエ似の少女
「んー? メディアちゃんは、
 遠くに行っちゃったあたしのお友達……。
 なんで知ってるの?」

アロエ
「なんでって……あたしたちが、
 封印したんだし……」

アロエ似の少女
「そっかそっか!
 だったら戦う理由、できちゃったね!」

アロエ
「やっぱりあなたもメディアちゃんと
 仲良しだったの?」

アロエ似の少女
「教えなーい! あはっ!」

ハルト
「よし……この我も粛清に手を貸そう!」

アロエ
「あの子たち、あたしとマラリヤちゃんに
 あんまり似てないよね?」

マラリヤ
「そうね。あっちのあなたは
 ずいぶんと自己主張が激しいし」

アロエ
「マラリヤちゃんもあんなに
 おとなしい感じじゃないもんね」

マラリヤ
「おとなしい?
 私も騒がしいつもりはないのだけど」

マラリヤ似の少女
「……というか、その……、
 少し変わっているというか……」

アロエ似の少女
「変人ってはっきり言っちゃえばー?」

マラリヤ
「ハリセンボン、飲ますわよ」

マラリヤ似の少女
「ひぃぃっ……!」

ヤンヤン
「なんだか呑気な相手アルね……」

サンダース
「だが、倒さねばならぬ!
 我輩たちの敵であるからな!」

アロエ似の少女
「ああもう、盛り下がっちゃう。
 早くあーそびーましょ!
 それじゃマラリヤちゃん、いっくよー!」

マラリヤ似の少女
「は……はい!」

強引なアロエ似の少女に引きずられるように瘴気を纏ったマラリヤ似の少女は、首に蛇を巻いた蝙蝠のような巨大なグリムへと変身した。


マラリヤ
「恨みはらさでおくべきか。
 容赦はしない」

アロエ
「あ、あはは……
 頑張ろうね、マラリヤちゃん!」

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