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グリム・サンダース2回目B

サンダース似の大男
「おお!? おお!? おおおおおおお!!
 実に愉快や! なんぼでもイケる!
 魂のドツき合いっちゅうのが、こんな気分のエエもんやったとはな!」

サンダース
「まだまだぬるい! 我輩はその上を行くぞ!
 このままいけば貴様を殲滅するなどたやすい!」

タイガ
「残念ながら、多勢に無勢ってやつや!」

ハルト
「ふっ、全て我の想定通りの展開!
 グリムよ、ここで散るがいい!」

サンダース似の大男
「やぁぁぁぁて、みろぉぉぉぉ!! ふぬぅぅぅぅぅ!!」

大男から先ほどよりも強力な攻撃が放たれる。

アイコ
「きゃあっ!
 なんか凄いの来たよ!?」

ハルト
「か、火事場の底力というやつか……!」

サンダース似の大男
「再び、ワシは退く!
 楽しみをここで終わらせるんは芸が無いからのう!」

連続で放たれた攻撃は大爆撃を起こし、凄まじい爆発音を立てると共に細かな粉塵を宙に舞わせた。

サンダース
「さらに威力を上げたというのか!
 凄まじい魔法……我輩の予測を超えるとは! これは……まさに爆撃そのもの!
 さすが我輩である! ふはははははは!!」

タイガ
「関心してる場合やあらへん!
 ……ってか、あのグリム、爆心地におるで!」

アイコ
「ちょ、ちょっと待って。 爆風がこっちくるよ!」

サンダース
「全員伏せろ!」

圧縮した空気の塊のような爆風が轟音を立てて暁の賢者たちの頭上を通り過ぎる。
風が止み顔を上げたそこに大男の姿はなかった。

ハルト
「いない? 逃げたか……ふっ、軟弱者め」

タイガ
「いやいや、結構やばかったやろ」

サンダース
「次なる戦いに向け、戦力を充実させなければな!
 ふははははははっ!」

アイコ
「なんか楽しそうだね、サンダース」

タイガ
「サンちゃんらしいなぁ」

サンダース
「よし! 敵は去った! だが、次の襲撃の時こそ、決着である!
 我輩も最上の作戦を用意して迎い討つ!」

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