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グリム・サンダース2回目A

サンダースに似た大男を退けてから数日後、ハルトたちは再びオーダイヴァに訪れていた。

~トーキョー、ナナイロブリッジ付近~

ハルト
「先生方の予測通りか……
 来たようだぞ、人型グリムが!」

アイコ
「すっごい速さで空飛んでるよ! はやーい!」

サンダース
「……やはり来たか。
 我輩の偽物よ! 待っていたぞ!」

タイガ
「ほんまにそっくりさんやな。 わろうてまいそうや」

サンダース似の大男
「だっはっはっはっは! またおんどれらかぁ!!」

どしん、と重い音を響かせサンダースに良く似た大男が地面へと降り立った。

サンダース似の大男
「前と違う顔触れもおるようやけど、まぁエエわ!
 どんな敵じゃろうと、破壊し突き進む! それがワシの行く道よ!」

大男が放つ攻撃が大きな爆裂音を響かせる。

サンダース
「先の襲撃とは違い、最初から全力か!
 ふははははっ! 面白い、相手になろう!」

アイコ
「いやいや、全然面白くないからねっ!」

タイガ
「そうや! おもろいのはあいつの格好やで! ぷっ……」

サンダース似の大男
「これはワシの正装じゃい! センスの無いやっちゃのう!!」

ハルト
「正装? グリムのセンスは理解できないな。
 だが、この世界の敵にはお似合いの服装だ」

サンダース似の大男
「ぐぬぬぬぬ……ナメくさりおって! 許さんぞ! ボケどもがぁ!!」

アイコ
「何やってんのはるっち!
 あのサンダースみたいなの、すっごい怖い顔してるんですけど!?」

ハルト
「それはそうだ。 戦うべき敵としては当然。
 ふふっ、俺が倒してしまっても構わないな?」

サンダース
「はっはっは! その意気やよし!
 我輩も前回は満足できなかったのでな、今日は攻めさせてもらおうか」

タイガ
「かーっ! こりゃおっかないで!
 だが、楽しなってきたわ!」

アイコ
「みんなやる気満々すぎ!?
 よーし、わたしも頑張るっ!」

サンダース似の大男
「おおお! おんどれらの気迫にワシも高まってきたわっ!
 全力でかかってこんかいっ!」

気持ちの高ぶりに呼応するように瘴気が膨れ上がり、彼はその姿を巨大な牡牛へと変えた。

アイコ
「おっきぃぃぃい!!」

タイガ
「こりゃ簡単にはいかなそうや」

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